組織力を高める 最強の組織をどうつくるか

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492531907

作品紹介・あらすじ

現場力と構想力をつなぐ鍵は組織力にあった!企業とビジネスマンの"一生"を左右するほど大切な組織力。「遂行能力」「戦略能力」を軸に、それを高める方法を伝授。

感想・レビュー・書評

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  • 現場力と合わせて読む事を進めます

  • 組織力=遂行能力×戦略能力、として、日本軍、デルなど典型的な具体例を示しているのがわかりやすい。

  • 元サラリーマンたちによる著書であり、自らの苦悩と苦闘の上に書かれているので共感することしきり。具体的に実行すべきことも勉強になりますが、マネージャーの役割の重要性を熱く説かれており、折に触れて読み返すと萎んだ気持ちが再生されます。オフィスの座右に置いておきたい一冊です。

  • 上司に薦められて読みました。
    組織力はどのように形成されるのはシンプルにロジカルにまとめられています。そのとおりだと思います。」

    組織力=遂行能力×戦略能力

    そしてそれぞれの能力には2段階ある。目標を置き実践していこうと思います。

  • 内容としては星4つくらいだが、全体像が非常に分かりづらいので星3つ。

    【全体の感想】
    内容としては悪くない。
    ただ、読みにくい。下に書いたように、余計な内容や細かいhow-to的な話が挟まっていたり、言葉の選び方があいまいだったりして、全体像が見えづらくなっている。
    読んでしっかり考えることができれば学ぶことは多いが、その時間があるなら他に読むべき良書がありそう。


    【要旨・メモ】
    ・組織力の必要性
    社会が豊かになるにつれて、モノやサービスは余り、また情報の非対称性は弱まっていく。そのため、商品に求められる付加価値は高度化していく。
    このような状況の中で、企業が生き残るためには、「組織力」が必要。

    ・顧客/自社の関係と「組織力」
    ビジネスを顧客と自社との関係性と考えると、その間をつなぐ要素が「組織力」と言えそう。
    組織力は、「戦略能力」と「遂行能力」に分けられる。
    顧客のニーズに対して、いかに自社のリソースや強みを活かして付加価値を上げるか、という意思決定や長期的な資源配分のプランをつくるのが「戦略能力」。
    外部環境の変化などに柔軟に対応して戦略を確実に実行し続けるのが「遂行能力」。

    ・組織力とマネジャー個人の能力
    組織の「戦略能力」はマネジャーの「戦略マインド」、「遂行能力」はマネジャーの「完遂力」から積み上げられる。
    「戦略マインド」というのは、①顧客のことを正確に理解し、②行動と結果が連鎖して好循環を生み出すように、顧客と組織をつなぐ「ビジネスモデル」を構築し、③ビジネスモデルを組織に浸透させる、という能力の総称。
    「完遂力」は、全体像や目的を深く理解し、多様なメンバーからなるチームの方向性を合わせ、活動を業務を完遂する力。

    (具体的な思考法などについては、報告力やインフルエンス・ダイアグラム、ストラテジック・プリンシプルなど気になるものもあったが、本書の中では枝葉の部分なので省略。)



    【メモ:分かりにくい点】
    例えば第2章を丸々使って説明している「情報の減衰」などは、ビジネスモデルがシンプルであることの重要性を説明するための材料にしかなっておらず、長々と一章を費やしていることで逆に全体としてのメッセージがぼけてしまっている。他にもキャリアプランや組織のライフサイクルの話など、本筋と関係性の薄い話を欲張って盛り込りみすぎ。
    話の構成も、遂行能力→戦略能力という順で書かれているのが非常に分かりづらい。本来は、まず戦略(あるいはビジネスモデル)があって、それを実行に移す、という順番になるはず。それが、第3章が「遂行能力」で第4章が「戦略マインド」というような順番となっているので、一冊の中で議論がつながらなくなっている。

    また、「組織の遂行能力・それを支えるマネジャーの完遂力」と「組織の戦略能力・それを支えるマネジャーの戦略マインド」という構造になっているようだが、それは本文中では明確に提示されていない。章題に入る言葉も、第3章では組織としての能力である「遂行能力」、第4章では個人の能力である「戦略マインド」となっていて、レベルが統一されておらず分かりにくい。

  • 組織力を引き出すための観点が書かれている。
    概要は「全くその通り」と共感できるが、それをどう実現していくかについての泥臭い部分まで踏み込んでいないためちょっと物足りない。

  • 同じオペレーションをしても、組織によって業績に大きな差が出る。
    その鍵を担うのが、マネージャーだと説いている。そのマネージャーが意識すべき組織力とは、遂行能力と戦略能力の掛け算であるとな。
    よって、マネージャーに求められることは、やり遂げることと、人を育てること。
    まず、戦略。ビジネスモデルを腹に落とし込んでいるか。ビジネスモデルとは、ロジックの連鎖。シンプルであり、整合性が取れたもの。つねにここに立ち戻る。だから、会社は何を目指し、どこへ行こうとしているのかに答えられないマネージャーはダメ。会社の方針と自身の価値観のすり合わせもマネージャーの仕事。
    次に人を育てること。だって、オーバーアチーブの人ばかりだったら生産性上がるじゃん!そのためにマネージャーは、情報を共有し、メンバーの力を理解し、メンバーを支援し、やる気を引き出す。こうしたことが自然とできるようにトレーニングする。

    ○将来の描き方
    自分の興味や関心を客観的に整理
    自分の価値観を認識
    10年後の姿を描く
    ギャップ認識
    シナリオ作成

    ○キーの配列のはなし
    早すぎるタイピングだと、PCが反応できないから、あえて打ちにくい配列にした。それがデファクトスタンダードになってしまった。

  • 【請求記号】
    335.94||32

  • 利益を出す「組織」とは「組織力が高い組織」である。すなわち「"戦略能力"と"遂行能力"が高い組織と言い換える事ができる」という仮説を元に展開された組織論。
    そして、「組織が減衰する要因とは」「遂行能力とは」「戦略能力とは」と続き、「真のリーダーとは」と、体系だった構成になっており割と読みやすい。
    何かがすごく役に立つ、と言ったものではないが、「組織」を考える上では目を通しておいて損はない論であると思う。

  • 内容的には非常に中途半端
    学術的な深みは無く、ケース満載でもない
    組織力を遂行能力と戦略能力という視点で観る切り口は面白いのに、もったいない感じ

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