ビッグデータ時代のライフログ―ICT社会の“人の記憶"

制作 : 安岡 寛道 
  • 東洋経済新報社
2.47
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本棚登録 : 80
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492580974

作品紹介・あらすじ

人の言動すべてがデジタルデータとして記録される!ビジネス、生活、法制度にいかなるインパクトがあるのか、実例に則して詳細に解説。

感想・レビュー・書評

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  • 「ライフログ」に関すること…
    が、IT関連と呼ぶかはまぁ、さておきw
    自分のなかでの区分けで、なんとなくそうなってしまったw

    法令まわりとか、制度まわりとかの、がちでシンクタンク系の報告書みたいな感じ系だったので、
    まぁー読み進めづらいw
    ただ、内容としては、ちゃんといろいろ書いてあり過ぎて、、ちょっと忘れちゃい気味w

  • 図書館

  • 中身がとてつもなくつまらない。お勉強のために読んだが「読むんじゃなかった本」に分類される。

  • 世に言うビッグデータと言われるものの内、モノ側(車両や機械etc)ではなく、
    ヒト側(ライフログ:ID、個人情報、行動・購買履歴、評判・信用情報)の
    データについて、その活用基盤や取り巻く法律、ビジネス状況をまとめたもの。

    商売に対する示唆よりも、ライフログに関する論点を網羅的に取り扱っているのが、
    本書の特徴。

    <印象に残った内容>

    ◆IDとパスワードの利用状況

    ・インターネットでIDを使ってログインするサイトは平均19.40(2011年度)
    ・確実に記憶できるID・パスワードは平均3.15組(2011年度)

    ◆ライフログに関する欧米の違い

    ・EUはオプト・インを重視し、削除権を明確にさせる。
     民間部門と公的部門を1つの包括的な法律によって規制するオムニバス方式。
     プライバシー・個人データ保護、さらには通信の秘密を人権保障の一部と見る。

    ・米国はオプト・アウトを許容し、自主規制を旨とする。
     民間部門は自主規制を基本とし、金融・通信・医療といった機密性の高い
     情報を扱う分野では、数多くの個別法を制定するセクトラル方式。
     プライバシーを消費者保護の一部と考える

  • ID認証連携サービスだけで数兆円市場になるとの予想が興味深い。確かにサービスごとにIDとパスワードを覚えきれなくなってきている(生体認証がパスワードに変わるとも予想もされているが)。公的資金による調査研究報告をもとに連名で書かれたため各分野の技術動向が総花的にあげられている。
    対価がいくらなら各種情報を提供するかの調査、監視社会の考察など。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:007.3//Y66

  • ライフログのビジネスや公共の福祉などに於ける利活用、そして大きくページが割かれているのがプライバシーとセキュリティ、ここでは統計データを用いた現状から技術的考察そして法的側面まで多岐にわたって説明している。

    終章で、2020年に向けてとして言及されている「IDエコシステム」による経済効果はとても興味深いところです。

  • 行動ターゲティング広告 広告配信業者が、何らかの方法により、広告を配信する対象者の趣味・嗜好等を把握して、それに応じた配信をするものである。趣味嗜好に応じた広告であるから、当然広告効果は高いが、趣味嗜好を把握するものであることから、個人情報の保護やプライバシーの問題が生じる
    HTTP クッキー 提案標準RFC2965など として定義されたHTTPにおけるウェブサーバとウェブブラウザ間で状態を管理するプロトコルまたそこで用いられるウェブブラウザに保存された情報のことを指す。なぜ、このHTTPクッキーが生まれたかというと、ウェブ技術の一つであるhttpという通信プロトコルが、それ自身ではセッションを管理しない(引き継がない)からである。たとえば、ショッピングカートのような機能は、その上位レイヤーで構築しなければならない。このような場所での主役の座を勝ち得たのが、HTTPクッキーであった
    このHTTPクッキーは、ポータルサイト、ショッピングサイト、ブログサイト、ソーシャルネットワークサイト、行動ターゲティング広告など、ほぼ全ての主要なウェブサイトで利用され、利用者はその恩恵を受けている。しかし、その一方で利用者のインターネット上での行動が利用者の理解が追いつかないまま、ウェブサーバ側にある識別子と関連付けて保存される機会が増えたのである。こればウェブサイト上でのプライバシー問題の主要因である

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