- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492602058
作品紹介・あらすじ
ユニクロはなぜ、ポイントカードをやめたのか?TSUTAYAのCCC、非上場化のウラ事情一太郎様が苦しんでおられます…アングロサクソンの陰謀VS信長の野望ソニー、電池パック交換でV字回復を演出?…ほか、14の実例でわかる。「会計トラップ」から、御社の利益を守る術。
感想・レビュー・書評
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会計上の見積もりが必要な項目について、実例を使いながら説明されている本。
本書で紹介されているのは、以下の企業会計原則注解及び会計基準について。
・重要性の原則の適用について
・保守主義の原則について
・引当金について
・退職給付に係る会計基準
・税効果会計に係る会計基準
・金融商品に関する会計基準
・固定資産の減損に係る会計基準
・棚卸資産の評価に関する会計基準
・工事契約に関する会計基準
・継続企業の前提に関する開示について詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんぶり勘定に比べて、実務家向けである。
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決算書の矛盾点というか、不確実性をとてもよく解説できていると思います。基本的に決算書は過去の数字の積み上げですが、会計処理によっては「予測」によるものが入ります。そのあたりのトピックをよく解説できていると思います。IFRSなんかは予測の塊みたいなもので、会計って呼びたくないですが、こうみると今の会計もかなり予測が含まれてしまっているな。と改めて認識します。
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事例が多かったためか、その背景が十分説明し切れていないようなので、ここ15年くらいの経済の動向、特に会計の動向を知らないと十分理解できない箇所もある
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会計上の見積りを、わかりやすく、かつ実際の企業の例と共に紹介していて、とても面白かった。
紹介されているのは以下の論点で、どれも難しい論点だがわかりやすく解説されている。
•引当金
•減損
•退職給付
•税効果
•工事進行基準
•非上場株式の時価
•継続企業の前提
•棚卸資産評価 -
立ち読み:2011/10/15
一太郎様が苦しんでおられます…
超気になるw -
● つまり、楽天はTBSの株価が「退職給付会計」によって下がったのに乗じて、TBS株式をバーゲン価格で、しかも大量に買い付けた、と考えることができます。
● 同じ税引前利益ならば、同じ当期利益になるように、税金を適切に期間配分し、当期利益と税金を合理的に対応させることを目的とする税効果会計は『税法と会計の橋渡し役』みたいだな。
● ちなみに、こうした税法と会計・監査ルール上での取り扱いの差は、税効果会計導入当時の税法ルールで繰越欠損金の有効活用期限が5年であったことにより会計・監査ルールが規定された、という経緯に大きく関係しているものと思われます。 -
決算書作成の背景が若干わかったような気がする。