- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494001965
作品紹介・あらすじ
出会いの感動といのちの不思議。「ふう」は風。「はな」は花。ふたりのなまえにこめられたすてきな意味は…。
感想・レビュー・書評
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うさぎの…とは書いていないけれど、絵からしておそらく、うさぎのきょうだいである、ふうとはな。
野原に遊びにきた2匹は、たんぽぽに出会います。
たんぽぽに次々とまる虫たちから教えてもらったこと、たんぽぽの綿毛が野原に広がっていく様子、そしてふうとはなの名前の由来…
2匹といっしょに、春の野原をはずむような気持ちになれる絵本です。
パステルのような柔らかい絵が、春の野原のあたたかさや命が芽吹くようすを感じさせてくれます。
作者のいわむらかずおさんは、絵本「14ひきのシリーズ」でおなじみです。
「14ひきシリーズ」は何冊か読んだことがあった娘は、「ああ、あの人ね!」と、まるで作者と知り合いのように言っていました(笑)
最後にうさぎのふうとはなが遊びから帰り、おかあさんに今日の出来事を話したあと、おかあさんのおっぱいを飲んで夜の眠りにつきます。
しっかりお話して飛びはねて遊ぶふうとはなを見て、うさぎなのに5歳くらいの幼児のイメージで読んでいたわたしと娘は、おっぱいを飲む2匹をみて、「ふうとはなって、夫飲む年頃だったんだ…」と、本当に偶然、同時につぶやいていたのは、余談です。
図書館の春特集の本棚にあった1冊。
あなたの近くの図書館でも、ふうとはながたんぽぽと一緒に待っているかもしれませんよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二匹のうさぎ、「ふう」と「はな」がのはらにあそびにいくと、たんぽぽの上にとまっているてんとう虫と出会い、「たんぽぽ」と触れ合って遊びます。
たんぽぽがわたげになって空を舞うシーンは、春の香りがするかのようです。絵がソフトに描かれ、うさぎの毛なみとわたげのふさふさした温かみが伝わり、手に取りやすい絵本です。「ふう」と「はな」という名前に込められた理由により、母と子の愛情が春をよりいっそう優しく伝えてくれることでしょう。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00445250
野原をかけだした「ふう」と「はな」が出会ったのは、きいろい、きれいな花。「こんにちは。わたしのなまえははなよ。あなたのなまえもはな?」話しかけると、「たんぽぽ」と、声がしました。ふたりの前にあらわれたのは、テントウムシ。たんぽぽのまわりに、ほかの虫も集まってきます。
“あまいみつがすきな”シジミチョウ“
きいろいかふんがすきな”ミツバチ”
そしてふたりは“花は種を実らせ、新しい命をうむ”“風は種をとばし、いのちを運ぶ”ことを知ります。
そう、ふたりの名前には、そんな意味がこめられているのでした。
(出版社HPより) -
出会いの感動といのちの不思議。「ふう」は風。「はな」は花。ふたりのなまえにこめられたすてきな意味は…。
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いわむらかずおさんが描く動物たち可愛いです。
春を感じさせる話。
○未就学児~ -
ふうとはなのシリーズ。季節を感じられる絵本。ふたりの名前に込められた意味もまた素敵です。
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20170413 午後2年生(本の紹介)
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春らしいかわいらしい絵本。
「たんぽぽ ぽぽぽ」というフレーズも軽やかで楽しく心をつかむ。
読み聞かせで使うなら
私なら小学校低学年にするだろうな。
「いのち」という言葉がでてこなければ
幼児でも使えたのにな、というのが正直な感想。
「いのち」という言葉を用いずに
「いのち」の運びを描いて欲しかった。
でも逆にいえば
「いのち」を「いのち」という言葉で理解できる絵本でもある。 -
2匹の子ウサギの冒険。ママウサギに言われたことを守りつつ、好奇心旺盛な子どもはどんどん自分たちで世界を広げ、素敵な経験をしていくんだなぁ。パパの名前に風が入っているので気に入った一冊。
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いいな〜!
かわいい
いわむらかずおさんはあれだな
構図がいいな
うさぎの兄弟とたんぽぽに集まった虫たちの話
はなはきれいな花のこと
ふうは元気な風のこと
新しいいのちをうみ、そだてる
いい名前だな〜