- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494006038
感想・レビュー・書評
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とっても面白かったです!
まず、一番最初のページの絵からもういい。
左が校庭、真ん中に柵があって右側が雑木林で、子どもたちの遊び場になっている。
倒れた木の丸太を渡り、木と木の間をロープを廻らし、いかにも子どもの好きそうなあそび場!
もうこの場面だけでわくわくしてきます。
私の子供の頃のあそび場は雑木林のツタのブランコでした。
そんな子供の頃の思い出と相まって、わくわくした気持ちになります。
ところが、1ぽんばしでこうすけが滑って骨を折ったことから、あそび場には鍵が掛けられ、入ることが出来なくなってしまいます。
子どもたちは、新しく来た校長先生に、あそび場のカギを開けてもらうようお願いしますが…。
この校長先生が曲者で、ニヒルで意地悪そうな、難しそうな顔をしている。みんなで校長先生をやっつけるのかな?と思えば、そういう感じでもなく…?
この後の流れは、読んでみなけりゃわからない。
ぜひ読んでみてほしいです。
そういえば、タイトルは「びゅんびゅんごまがまわったら」なのでした。
なかなか展開の読めないお話で、絵本ながら味わい深く面白かったです。林明子さんの絵柄も話を一層引き立てています。
ニヒルな表情の校長先生が、一生懸命草笛に挑戦している姿はなんとなくキュートで親しみが湧きますね。
びゅんびゅんごまに柿のくびかざり、竹馬、タンポポのおひな様…実を言うと竹馬くらいしかやったことないです。
崖に穴が開いていて入って遊ぶ、というのは、やったことがあります。
なんとなく昭和感のある話だなと思ったら、1982年の作品でした。道理で懐かしいはずだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なにかに一生懸命になれるのって
すごいな、と思った。 -
おもしろい!学校での生活が生き生きと描かれていて、読んでいるものを引き付ける。学校が大好きな娘も、引き込まれていた。
この本を気に入ってしまった娘。この日以来、毎晩のように読んでくれとせがみます。おかげで、少しずつ読み進めている「読み物の本」と合わせて、何度も、何度も読みました。
自分の小学校生活を思い浮かべながら読んでいるのかなあ。 -
2013.5.9市立図書館
『MOE』2013年6月号の林明子特集を読み、
まだ読んだことのない作品を図書館で数冊借りてみる。
宮川ひろといえば『るすばん先生』もなつかしい。
小学校を舞台にしたお話の楽しさは折り紙つき。
びゅんびゅんごまに竹馬、そして草花を使った遊びが
あれこれおりこまれた、あまのじゃくな校長先生と
こどもたちの腕くらべにこちらもひきこまれ、
ページを繰る手がとまらない。
そして林明子さんの絵は、一人一人の子の動きや表情がたのしく、
お話の世界をさらに豊かに見せてくれる。
運動場の先に、あんな遊び場、うらやましいなぁ!
わがやの小学生のこどもたちも、
学級文庫などで繰り返し読むお気にい入りだと言っていた。 -
このコンビの絵本は、ついつい手にとって読んでしまう。
すてきな校長先生。
自分もこんな校長先生でありたいなと。
(もし校長先生になったとして・・・) -
この絵本を読んでから、びゅんびゅんゴマが出来るようになりたくて一生懸命練習した記憶があります。こんな校長先生がいたらいいのに、とも思いました。
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小学生の時大好きだった本の一つ。大学の生協で発見して、懐かしさの余り購入。この校長先生、すごく好き。
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小学校の図書室で出会った絵本。何度も借りました。わくわくします。画像は→http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=786