本の力: 私の絵本制作秘話

著者 :
  • 童心社
4.00
  • (3)
  • (5)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 68
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494017409

作品紹介・あらすじ

多くの優れた絵本・紙芝居を生み出してきた編集者であり、現童心社会長である酒井京子が、数々の傑作がいかにして誕生したかを生き生きと語る。作家・画家、そして新人編集者が格闘し三位一体となって、3年がかりでつくりだした『おしいれのぼうけん』。社内の強い反対と闘いながら出版、大ヒットとなった「14ひきのシリーズ」──本を創るとはどういうことなのか。クリエイター達の熱い思いがまざまざと伝わってくるエッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • かこさとしさん90歳おめでとう! 記念連載 かこさんを囲む人たちインタビュー
    【連載】第5回 童心社 酒井京子さんインタビュー | 絵本ナビ(2016/8/4)
    https://www.ehonnavi.net/style/156/6/

    走り出そう!手をつないで!おしいれのぼうけん - 童心社
    担当編集者より 子どもたちに、生きる勇気をあげることができたら- おしいれのぼうけん - 童心社
    https://www.doshinsha.co.jp/special/oshiire/oshiire-tyosya3.html

    本の力 私の絵本制作秘話 (単行本図書) :酒井 京子 - 童心社
    https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494017409

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ベスト『本の力 私の絵本製作秘話』 | 教文館ナルニア国
      https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archi...
      ベスト『本の力 私の絵本製作秘話』 | 教文館ナルニア国
      https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/weblog/66df0e3a
      2021/07/05
  • 酒井京子さんの絵本作りに関するエピソード。あの名作がこんな努力を重ね、世に生まれたのだと思うと、改めて、心して、絵本をすみずみまで読もうと思った。

  • タイトルと、本の薄さから気軽に手に取ってみた。

    「ノウハウは教わったりできるが、生き方は自分で探し考えなければならない」は、自分の仕事にも通じると思った。
    どの仕事にも当てはまるかも。

    原風景や原体験が強いというところでは、「いろいろな場面の小説を書ける人は、どうなんだろう」と思った。
    自分の読み取る力不足なのか、それとも、作家は原体験に近いくらい強烈に取り入れているのか。
    後者だと思いたい。

    「あかちゃんは線がはっきりしたものを好む」は、古くから言われている上、反論を示されることもあることを知った。
    じゃあ実際、どうなんだろう。
    なんとなく見えていれば、OKなのだろうか。

  • 絵本編集者の貴重な本。自分や子どもが読んだ本の裏話を読めるだけでも楽しい。いまだと当たり前と思うことも、反対されてきたことを知ることができた。

    興味を持った人で厚めの本も読める方は、石井桃子の「秘密の王国」もおすすめ。また本ではないが、立川のPlay!という児童向けの美術館も絵本好きにはたまらないと思うので、絵本が気になる方は検索されたい。

  • ふむ

  • 1974年11月の発売から47年で240万部
    いまなお読み継がれる『おしいれのぼうけん』はどのように創られたか

    制作にたずさわった編集者が古田足日、田畑精一との思い出をふりかえる

    新人編集者が名のある児童文学者を口説き、画家と泊り込みで原稿をまとめ、一冊の本を生み出していく過程が裏話も含めて語られる

    ほかに、被爆者の絵を本にした『原爆の絵 HIROSHIMA』、いわむらかずおとつくった「14ひきの〜シリーズ」、いわさきちひろとつくった『花の童話集』など、著者が世に送り出した代表的なロングセラーもとりあげられている

    インターネットのない時代、作家、画家、デザイナーと編集者が一体となり、濃密な、ぎりぎりのせめぎあいをしながらよい本をつくりあげていたことがよくわかる

    《長年読みつがれている本は、本自体が力をもち、光を発していると確信できる。》──「はじめに」

    著者は童心社の編集長、社長を経て現会長
    入社以来50年で絵本200冊、紙芝居100冊を担当してきたベテラン編集者

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1946年千葉県で生まれる。1968年に童心社に入社。以来、編集者として、紙芝居と絵本の編集に携わる。『おしいれのぼうけん』(ふるたたるひ・たばたせいいち さく)「14ひきのシリーズ」(いわむらかずお・さく)等の絵本を編集。1984年童心社取締役編集長、1998年童心社代表取締役社長に就任。2021年現在は、童心社会長。

「出前紙芝居大学」を日本各地で開催すると共に、オランダ・フランス・ドイツ・スイスで紙芝居の講座を行う。2001年「紙芝居文化の会」を多くの仲間と共に創立。以来、日本のみならずスペイン・マレーシア・インド・中国・スロベニヤなど、世界への紙芝居普及にも力を注ぐ。共益財団法人いわさきちひろ記念事業団監事。国立リハビリテーションセンター講師。

「2021年 『本の力 私の絵本制作秘話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井京子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×