- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494020706
作品紹介・あらすじ
授業参観にむけて、たのちんの班は「ためいき図鑑」をつくことになった。
どんな時にヒトがためいきをつくのか調べて発表するんだ。
でもいっしょの班の加世堂さんは、毎日保健室に登校していて、教室にはこられない。
たのちんが、加世堂さんにも図鑑づくりに参加してほしいと思い、ある提案をしたところ、班のメンバーともめてしまい……もうためいきばっかり!
家族や友達との関係にゆれる子どもの気持ちを、鮮やかに描いた物語。
絵本、幼年童話、YAなど幅広いジャンルで活躍する村上しいこさんが描く、小学校中学年向けの物語。
保健室登校の少女をめぐって、悩む子どもたちの気持ちを、やさしくユーモラスに描きます。
絵は、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)の装画を手がけた、中田いくみさんです。
感想・レビュー・書評
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ためいきって気付いたらついてる気がする…。たしかにためいきっていろんなときに出るし、それを図鑑にしたのはおもしろい。ためいきこぞうもかわいらしい。
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面白い発想。ためいき図鑑を作る たのちんの班には、保健室登校の加世堂さんがいる。絵の上手な加世堂さんに頼みたいたのちんと、自分が描くという小雪で揉める。加世堂さん、お母さんに気持ちが言えるといいねぇ。こういうお母さんいるよね…子供の気持ちも話も聞かない人
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発想がすごくいいなぁって思う。たのちんを始め、出てくる子たちに底意地の悪さがなくて、二分の一成人式の年である十歳の子たち、登場人物たちがイキイキしている。このまま成長して欲しいな。希望を感じる物語。
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2022年度課題図書、中学年の部。
「ためいき」で図鑑をつくる、という最初の設定がかなり面白い。中身は保健室登校の子とかクラスメイトとの人間関係のほうがメインだけど、巻末にきちんとためいき図鑑が載っている。
この「ためいき図鑑」の部分だけでも、
とても面白いのでぜひ読んでもらいたい。
なるほどなあ、面白いな〜〜。
わたしもためいきクイズをして、この本を紹介したい。 -
ためいきって、マイナスのときだけじゃない。この本を読んで気付かされました。
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2022年読書感想文課題図書 中学年
4年生のたのちんは班で調べ学習して、なにかテーマを選び図鑑を作ることになった。孝四郎、小雪、七保、たのちん、そして保健室登校の加世堂の5人班。ほかの班はお仕事、ペット、病気など決まっていく。ひらめいて、ためいき図鑑を作ることにしたたのちんの班。でも、保健室登校の加世堂さんと小雪の仕事をうまくまとめられなくて、たのちんは悩む。
全編関西弁のため、個人的にはちょっと読みにくかった。あと、ためいきこぞうがいない展開にして欲しかったかなぁ。加世堂さんを見守るクラスの態度が良かった。小学校の不登校って、イジメとかより、理由不明で教室行けないことが多い印象ある。加世堂さんは自分で理由分かって良かった。解決はこれからだけどね。 -
絵も可愛くて、読み進めていくのが楽しかったです!ためいきからここまで話を発展させるなんて……すごすぎる……!最後には皆仲良くハッピーエンドでほっこりしました!