- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494020805
作品紹介・あらすじ
アヤは想像力ゆたかな女の子。ミミズクやフクロウの図鑑を見るのが大好きで、目立つことや、女の子っぽくふるまうのは苦手です。そんなアヤの日常に大きな事件はおきないけれど、日々いろいろと考えることがあるのです。小学3年生の女の子の心情をユーモラスに語る3つのエピソードを通して、自分は自分のままでいいのだと理解し、少しずつ成長していく姿が爽やかに描かれます。
第1話「いつもとちがう、とくべつな自分」──発表会の劇でミミズク役をやりたいけれど、立候補する自信はないアヤ。ところが、ひろったジュズダマが耳にはまって取れなくなってから、いつものアヤとはちょっぴりちがうスーパーアヤになったようで……
第2話「ヒヨコには、なれないけれど」──声がひくく背も高めのアヤは、女の子らしいふるまいが苦手です。総合学習の時間に、ヒヨコのダンスのグループになったのに、アヤだけめんどりをすることになり……
第3話「イチゴはみんな、ちがうかたち」──ある先生から「想像力がない」といわれ、ふんがいしたアヤは童話を書きはじめました。そんなある日、友だちとひみつの話をしあうことになって、アヤは思わず「童話作家になる」といってしまうのです……!
感想・レビュー・書評
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物語のようなドラマチックなことなんて、そうそう起こらない。それでもアヤみたいに、日常の小さな小さなドラマがあるのかもしれないって考えたら、なんだか楽しいかも。
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装丁がかわいい1冊。小学生の女の子のちょっぴり非日常の物語。
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アヤは運動が苦手でめだつのもきらいな3年生の女の子
耳に入れたジュズダマがとれなくなってしまったけれど、そのジュズダマが魔法の力をくれて……
──「いつもとちがう、とくべつな自分」
そうさくダンスでヒヨコチームに入ると、「おまえ、めんどりやれよ」とおしつけられてしまい……
──「ヒヨコには、なれないけれど」
前の担任の先生に「想像力がない」といわれてむっとして、イチゴのお話を書いていくと……
──「イチゴはみんな、ちがうかたち」
日常の小さな気づきや発見をとおして成長していく3年生を描いた、ユーモアたっぷりの三つのおはなし、2023年6月刊
《わたしは、わたしのままでいい》──帯のコピー
中田いくみ(『きみひろくん』『みんなのためいき図鑑』)のイラストがアヤの表情をいきいきと描き出している、ジャケ買いの一冊 -
3.4年。想像力豊かな3年生の女の子の冒険みたいな日常話。周りに流されないマイウェイな不思議ちゃん、こういう子意外といる!友達も元気で優しくて良い子ばかりで、突っ込める子どもらしさに笑ってしまう。長そうで実は短編集。