紙芝居 てぶくろをかいに (紙芝居 新美南吉童話名作集)

著者 :
  • 童心社
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  • Amazon.co.jp ・本 (12ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494077779

感想・レビュー・書評

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  • 前述した新美南吉さんの作品の、紙芝居化。
    紙芝居作家の堀尾青史さんが上手に手を加えて、
    低年齢の子たちにもわかりやすい言葉にしてある。
    元のお話を損なうことなく、短い言葉で実にうまく新美さんの世界を表している。

    絵は、こぎつねのコンチでお馴染みの二俣英五郎さんで、きつねの絵がとにかく可愛い。
    表情もしぐさもみんな可愛くて、なるほど紙芝居になるとこうも違うのかと思う。
    幻想的な部分はすっかりなりを潜めて、親子の温かさにスポットがあてられている。

    約7分。
    今日の紙芝居は「手袋を買いに」ですよ~と言うと、子供たちからわぁぁっと声があがった。
    知っているお話でも、緊張する場面ではしっかり息をつめているのが分かる。
    地味な活動でも、やってて良かったなぁと思う時だ。

  • 人気のお話「てぶくろをかいに」がどのように紙芝居になっているのだろうと思ったら、聞き手にもわかりやすく、読み手にも読みやすく、とっても良い紙芝居!
    何となくテンポが悪く読みづらいなと感じたり、ここは幼児にはわかりにくいかもしれないと感じる箇所がなく、素朴で心暖まるお話と素敵な絵を堪能できる。

    絵は二俣英五郎!ぼんやりとした雪の明るさ、民家の灯りの安心感、お月様の光の静けさ安らかさ…など光の表現が特に印象的。

    家庭で読むなら、子供があまり紙芝居に近づき過ぎないよう、少し離れて鑑賞すると、奥行きのある絵の魅力がより楽しめると思う。
    色味の濃い焦げ茶色などの紙芝居舞台が用意できれば最高。図書館や児童館で紙芝居舞台など貸出してくれるところもあると聞くので、可能なら舞台に入れて読むのがオススメ。

  • 人間と動物の心温まるストーリー。12月の読み聞かせに使用。

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著者プロフィール

作家、紙芝居作家、宮澤賢治研究家。

「2011年 『紙芝居―子ども・文化・保育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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