5年以内にコンサルタントで独立して成功する法 (DO BOOKS)

著者 :
  • 同文舘出版
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本棚登録 : 22
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784495529413

作品紹介・あらすじ

コンサルタントとして独立する前に、何を学べばいいのか?「本物のコンサルタント」になるための思考と行動。

感想・レビュー・書評

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  • 副業…複業としてコンサルタントを考えていたので読んでみたけど、タイトルと違うーー!中身は本人の経歴をダラダラ書いてて『私の履歴書』だった。
    なんとなく考え方はわかるけど、20年以上前の営業でクライアントに付き合ってスキーに行った話とか、昭和の香り…完全に編集者、出版社にタイトルで釣られました。
    ま、単に読み物としてなら、大手コンサル会社から、何千万もかけて社員旅行を提案されたってところとか、外資と国内の板挟み的な話はリアルで面白かったです。

  • "コンサルタントになる為の思考・方法から具体例まで、様々なノウハウが詰まった一冊。
    非常に勉強になる、読んで良かった一冊。
    私はコンサルタントになりたい、と思っているわけではないが、それでも非常に参考になった。

    論理的思考やスピーチの技術は他の職種でも役に立つので、読んで損は無い。
    一つ一つのコンテンツがこれまた論理的で、著者の体験談・失敗談もあり、面白く読めました。

    そして最後の文節、
    「コンサルタントは自分でなるものではなく、人がしてくれるものだ」
    きっかけは人に教えること(与えること)であり、その行為によって初めて関係が創られる

    これには”なるほど”と、正直に感じた。
    スペシャリストになって、その分野の事を教えられるようになったら、その時点でコンサルティングの端に居る、
    そう思うと、何か良くわからないが、これからの数年を頑張ろうという気が起きた。

    -------------------

    ---◆コンサルタントになる前に「コンサルタント的思考」を身につける事が大事---
    =”問題解決型”の思考
    医者が人々の病気を治すように、クライアントの問題や課題を解決していくことが求められる

    コンサルタント的思考は以下の4つ
    1)実験と検証の徹底(PDCA)
    2)絶対的に得意な専門分野
    3)論理的思考力(ロジカル・シンキング)
    4)他人に教える技術

    ---◆PDCAをきちんと回せていないビジネス・パーソンが多い---
    特に「検証」が弱く、大雑把な事が多い
    「売り上げが下がった・上がった」だけの表面的検証や「やりっぱなし」が多いのが実情
    ”なぜその事象が起きているのか””その原因から示唆される物はなにか”が最重要

    ---◆必死になってもがくことの大切さ---
    人は誰でも試練に直面する
    「壁」と思ってしまうのは、自分自身に経験値がないから一見して乗り越えられないように思うから
    誰かに相談したり、時には無理をしたり、やれることは全部やってみる
    体験がすべて経験・知恵となり、「壁のサイズが小さくなっていく」

    そんな経験が有れば、何があっても「壁」と思わなくなってくる
    やれることを全部やる。誰にも恥じないくらい、やりきる。
    やれる事を全てやりきった瞬間に、解決方法が降ってくる場合は多い

    ---◆コンサルタントは何かの分野の専門家---
    スペシャリストとゼネラリストは対比で語られる事が多いが、共通している部分もある
    どのゼネラリストも、何かのスペシャリストから始まっている
    ⇒”ゼネラリストを育成する順番”がある

    ・まず、スペシャリストを目指す
    ・何かの分野を極めたら、周辺分野に職種領域を拡大する
    ・それを繰り返すうちに、最終的にゼネラリスト(ゼネラル・マネージャー)になっていく
    ※経営者が歩むキャリア・パス

    ---◆ポジティブな誤解---
    複数なひとに”すごい”と言われると、本人も「きっとそうなのだろう」と思っていく
    本当はそうでなくても、そうなった気になっていく
    ⇒セルフ・イメージが書き換えられた瞬間
    認められると嬉しくなり、より仕事を引き受けるようになる=”承認”が”量をこなすコツ”

    ---◆価格訴求の不毛さ---
    そもそも、欲しくない物をどれだけ安くしたって買われる事は無い
    お値打ちとは、価値のあるものにだけ通用する概念
    ⇒安さを訴求するのではなく、需要を喚起する施策を考える事がマーケティング

    ---◆人を普遍的に巻き込むプレゼンの要素とは?---
    1)論理的であること(論旨が明快なこと)
    2)情緒的であること
    3)スピーカー自身が好意的に受け入れられること

    ---◆ビジネスでは「ケンカする技術(ディベート)」も大事---
    ディベートのコツは
    ・数字
    ・ロジック
    ・細部に気を配る
    ・一貫性

    「発言に一貫性はあるか」
    「論理的に筋は通っているか」
    「裏付け的な情報はあるか」
    ⇒これは自分のスピーチだけでなく、相手の発言も同じ観点でチェックしていく
     ディベートでは「相手の言い分もきちんと理解すること」が求められる

    ---◆クリティカル・シンキング(批判的思考)---
    ロジカル・シンキングと共に求められる思考法
    「批判的」とは、「物事や情報を無批判に受け入れるのではなく、多様な角度から検討し、論理的・客観的に考えること」

    ”ただただ否定的に捉える”のではなく、
    正しくは”自身の既成概念を批判的に眺め、新しいモノの見方を推奨する思考法”である
    自分が正しいと思っている事の中に「間違い」が潜んでいる事は大いに有る

    ---◆他人に”教える技術”---
    最も即効性のあるトレーニングは「文章を書くこと」

    他人に物を教えるには戦略性を要する
    何を伝えたら、”腹にストンと落ちるか”
    =漠然としているコンテンツをパズルのように組み合わせて、細部を吟味して精微化していく必要が有る

    文章を書いていくと、単語や文量の制限もあるので論理的になっていくが、
    「人に教える文章は論理的でなければならないが、それだけでは面白くない。」
    「人の心に感銘を与える印象深い文章は、情緒的でなければならない。」
    "

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