プロリーマンになろうというタイトルを見て、私自身常々考えている「サラリーマン」と「ビジネスマン」の違いについて、筆者なりの見解を述べているのかなと思った。
(読んでみてある程度、予測はあたっていたと思う。)
中身を読んで感じたのは、対象は新社会人に限る必要はなく、幅広い層が一読すべき内容だということ。
特に、新社会人というよりも、これから就職活動に入る大学3年生あたりが読むのが最適のような気がした。
もちろん、大学1・2年次なんかに読んでおくといいかもしれない。
また、ファシリテーションについて、わかりやすく書かれているので、会社のリーダークラスも読んだ方がいい。
具体的なことが書いてあるHowToモノではなく、ある程度普遍性が高い内容である。(よって、具体的なアンサーを求める人には向いてない)
本の内容自体は、一見浅いようで実は深いと思う。
たぶん、一度読んだくらいでは「ふーん」で終わる。でも必要に応じて2度、3度と読むうちに深みが出てくる、そんな本のような気がする。
・経産省の「社会人基礎力」を切り口にしているところがユニーク
・ストレスのリフレーミングという考え方が新鮮(自分にとって)
・問題解決の「基準引上型」にふむふむと感心(これが出来る人は本当に少数)
・ファシリテーションについて、わかりやすく解説
あたりが自分は勉強になった。