- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784499229234
感想・レビュー・書評
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模型ずきなら買ってみるべき。
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「悠揚自在」ってまさにこの本のことだと思ってる。
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模型造りがこんなにも自由で楽しいものだとは,と気付かせてくれた本です。
氏のセンスを見るのも楽しいです。 -
古くはS.F.3Dとして、そして現在はMa.k.(マシーネンクリーガー)として人気を集めている横山宏氏の模型作りに対するテクニックが惜しげもなく披露されています。
その惜しげのなさっぷりは我々にとって「企業秘密レベルでは?」「こんなに教えてくれちゃっていいの?」というくらい太っ腹で、他の本では味わえないオリジナリティに溢れています
主にミキシングビルドによって作成されたオリジナリティ溢れる独自の作品を多数掲載してくれていますが、中には卓上掃除機をSFメカに改造しつつ、そのまま掃除ができるメカといった作品は他のムックでは味わえない楽しさに満ちています。
塗装のコーナーでも「ヨ式塗装法」(最初は言葉の意味がわかりませんでした)という色を塗り重ねていくプロセスに見とれてしまうのですが、やもすれば失敗にしか見えないのがあれよあれよという間に見事に調和していく様は芸術的とさえ言えます。
そういった常人レベルをはるかに超えたテクニックと完成品でありながら、きわめて飾らない口調で、「失敗してもええよ。どんなになっても取り返しが効くのが模型なんだから。ほら、わしはこうしとるよ」と見せてくれる姿に惚れ込んでいる模型ファンは多いと思います。
また、「楽しまないとあかん」というポリシーは氏の道具類からも伝わってきます。横山氏が使っている道具類のコーナーがあるのですが、余ったエポパテでドクロマークを作ってシンナーの目印としたり、一目で見分けられるように、よく使う工具には黄色と黒で目立つようにしたり、遊び心がありながら実用性に富んでいる知恵は今日からも真似したくなります。道具そのものを楽しむ、というコロンブスの卵的な発想です。
他にも昔に完成した模型を引っ張り出してリペイントしてみたり、塗料皿についたカラーをしぶとく使ったり、とにかく新鮮な視点がいっぱいで楽しめます。
我ながら模型の本は多く持っているつもりですが、そのどれと比較しても「見たこと聞いたことのない内容」がてんこ盛りです。
巻末に「続編で会いましょう」書いてくださっているので、早くしてぇ~!と叫びたくなります。
最近の模型本の中ではダントツのお勧めです。絶対に読むとええよ。 -
おお
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ものづくりへの姿勢が実に潔い。自由度が高いゆえ制作者のセンスに左右されるが、ここまで好きにやっていいんだね。モデラーでなくても十分に楽しめる一冊です。