代謝工学: 原理と方法論

  • 東京電機大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (556ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784501619107

作品紹介・あらすじ

生物の代謝反応を制御する「解析」の科学を解説

 「代謝工学」とは、分子生物学の急速な発展の上に、特定の物質の生産を主要な目標として生まれてきた新しい科学である。将来、例えば夢の新薬開発や環境修復への応用など、無限の可能性を秘めている。人間が古くから利用してきた生物の代謝反応として、醸造や発酵などがある。近年は遺伝子工学やバイオテクノロジーの応用により、ある程度これを制御できるようになった。しかし、それはまだ多くの偶然性や経験的要素に依存した、「合成」に特長のある科学である。これに対して代謝工学は、「合成」だけでなく、生物が高度に組織化した代謝ネットワークを「解析」して応用することに力点をおいた科学である。
 本書はその基本原理から具体的方法論までを、代謝経路の改変、代謝の流れの定量的取り扱いなどを軸に解説し、工学的応用に向けた、まったく新しい生物化学工学のテキストとなった。

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