山根教授のアバウトだけどリアルな会計ゼミ

著者 :
  • 中央経済グループパブリッシング
3.55
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本棚登録 : 99
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784502441608

感想・レビュー・書評

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  • 慶応ビジネススクールの山根教授の会計本。
    この人の会計本は、大体読んでいます。

    最初のほうは基本的な会計の説明で、やや中途半端。
    もっと基本的なことをより詳細に書かれた本は
    他にもたくさんあると思います。

    でも、著者の真骨頂はその後の実際のビジネスと会計を繋げて、
    リアルに解説できるところでしょう。
    色々な企業の戦略と会計を繋げて解説してくれているパートは、
    読みやすくてちょうど良い深さと分かりやすさがありました。
    マニアックに勉強したい人はちょっと不満かもしれませんが、
    会計を勉強していると中の人にとっては
    ちょうどよいレベル感だと思います。

  • 数値からビビっとくるのが、プロのビジネスパーソンだと。数字の裏からいろいろな情報を読み解く「視点」はくれます。まあ、その視点はちょっと左翼傾向にあるのでは?と思ってしまうんだけど。。。トヨタをコケにしてみたり、パナソニックを必要以上に下げて、サムスンとソフトバンクをあげてみたり。。。独占市場で外国人株主が50%占めるサムスンのどこがいい会社なんだ。。。自由競争だからトヨタもパナも利益率が低いのに。さらに、後のりビジネスが得意な孫正義を坂本龍馬と呼ぶあたりが。。。なんともいやはや。。。考え方は5「視点」は−1。従って、平均して☆2つです。

  • 12.1.6

    末吉先生ABS講演で推奨

  • 会計と経営についての関係を、シンプルに読み解く。事例が古いが、事例に挙がった会社が、今、どうなっているかな、と、予測を検証してみるのが面白い。

  • 題名のとおり「アバウト」だけどリアルな企業のデータを元に話してくれるので、会計知識が欲しいな、と思ったときに最初に手にとると「自分にもできるかも」と思えるでしょう。
    本書でも触れられていましたが、「○時間でわかる」系の本は、数字が丸めてあるので資本金が100万円、とか、実際の企業が想像できない状況なのがほとんどです。リアリティがないと会計知識が身についたあと、どんなことがわかるようになるかが実感できないので、本書のようなアバウトかつリアルな本は価値ありです。

  • 細かいことを気にしないのが良いと説く本書だが、誤植が多すぎでは?

  • ざっくり会計データを捉えることの重要性。初学者にオススメの一冊!

  • 平易な文で、テンポ良く読むことができます。
    馴染みある企業の例が取り挙げられていて、会計の勉強を始めたばかりの私にとっては勉強した知識が少しだけ実際の社会と結びついた感じがしました。
    その一方で、会計に詳しい人や実際に働いている人にとっては物足りないのではないかと思いました。

  • 2013-09-02

  • 私が通うKBSの名物教授、山根先生の初学者向け会計本。

    ビジネスマンに求められる会計リテラシーについて、小気味良く、平易な文章で述べられており、とても読みやすい。

    トヨタ、パナソニック、武田薬品、コマツ、ソフトバンクなど、誰もが知っているような企業の財務諸表を用いながら、企業の戦略やビジネスの特徴が、いかに財務諸表に表れているのかを、シンプルかつ明快に語っており、今まで会計を敬遠していたようなビジネスマンが、会計や財務諸表の概略を把握するのに適した良書だと感じられた。

    ぱっと全体像を眺めて、企業の特徴や、世の中の変化をざっくりとつかむ力は、情報が溢れ、不確実性の高い今の時代、多くのビジネスパーソンにとって必要な能力である。

    ビジネスマンとして必要な最低限の会計リテラシーとは何かを知りたいという方にはぜひお勧めしたい。

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