ビジョナリー・マーケティング: Think Differentな会社たち (碩学舎ビジネス双書)
- 碩学舎 (2013年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
- / ISBN・EAN: 9784502466908
作品紹介・あらすじ
金銭報酬からビジョンへ。働く人たちの求心力である「お金を稼ぐこと」が低下し、気持ちを奮い立たせる使命感と向き合う時代に。ビジョナリー・マーケティングとは、理念(ビジョン)を実現することで、企業の存在理由をたしかなものとし、働くことの意味や社会性を獲得していく顧客創造(マーケティング)の残された領域である。14人の経営者が語る「理念」の顧客創造。
感想・レビュー・書評
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働くことの意味や社会性に立ち返って、マーケティングを考え、実践する。社会における自分の存在理由を見据え、その実現を目指す。
そんなビジョナリー・マーケティングを実践する経営者14人のお話は、就活を控えた学生さんとか特に、いろいろ考える良いきっかけになると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビジョンがマーケティングに及ぼす効果が14の企業を例に述べられている。
「企業は単にビジョンを唱えるだけでなく多様な効果と結び付けて自社のリソースがもつ力を引き出せるようにマーケティングを展開しなければならない。」
働く意味が1つではない現在。金銭的報酬だけでなく、「ビジョンの実現」(社会的貢献性)という新たな選択肢を提示できたのではないか。 -
今はまってるヴィジョンというキーワードにやられて購入。思ってたのとは違ったけど面白かった。神戸発祥起業家14人がそれぞれの企業のマーケティング展開について講義された内容。神戸、古くから海外との交流があり、山と海に囲まれた日本の中でもユニークな街。阪神大震災という危機的状況も経験。各社とも考え方は違うけど確固たるヴィジョンを持ってる。こんな会社にしたい!こんな影響を世界に与えたい!お客様にこう感じてほしい!という熱いソウルがある。そしてそのソウルには他社とは一線を画した差別性がしっかりある。非常に大事なこと。テクニック的なものは細々パクれそうな内容もあるが、それぞれの業界に特化してるかな。要は、勝てば官軍負ければ賊軍。熱いソウルを持つこと、その為のプロセスを明確化すること、そして実行すること。神戸にゆかりがある人が読めばもっとおもろいと思います!