電子文書保存のしくみと実務 第2版: 記録管理の基本と標準化
- 中央経済グループパブリッシング (2008年6月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784502967306
作品紹介・あらすじ
本書は、電子文書の保存に関するシステムの開発や電子文書管理システムの運用の要点を簡潔に整理したものです。保存が義務付けられた法定文書や内部統制文書は、法令や規則で数年とか、数十年以上の保存が義務づけられており、この間、安全に保存するためには、電子文書の相互運用性が長期にわたって確保されることが重要です。本書では、2008年3月に制定された電子署名文書を長期保存するための長期署名フォーマットに関するJIS標準に加え、記録媒体の劣化問題や文書ファイルの互換問題への対策についてもわかりやすく解説しています。
感想・レビュー・書評
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電子帳簿保存法やe-文書法で要請される電子文書の管理について書かれた本。実務上の必要で読んでいるのだが、この分野について書かれた本が少ないようだ。この本はタイトルに実務と入っているが、実務の話はほとんどない。内容は電子署名やタイムスタンプ、暗号証明書の期限がたいがい数年しかない中でどうやって長期の保証を可能にするか、などについて。それらの内容もほぼ技術的な仕組みの説明が主であり、海外動向も踏まえたうえで、JIS規格などで定められた仕組みがどうなっているのかの仕組みを解説する本になっている。
電子文書保存は法律の規定により、管理する区分やその時要請される要件などが違うが、この本にはそうした話はない。どういった文書が対象となり、その時にはどういう範囲のものをどういう要件で保存するのか、といった記述はなく、もしその要件に電子署名やタイムスタンプが必要となるのであれば、それらの仕組みは云々となっている、というもの。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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