- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532110338
作品紹介・あらすじ
調達・生産・販売拠点の組み合わせなど、展開の実際をメーカー・流通業、物流業の双方の立場からやさしく解説。
感想・レビュー・書評
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水道システムの目的が必要に応じて水を流すことであるように、ロジスティック・システムの目的は市場の必要性に合わせて商品を流すことです。それを企業の戦略に最も高度に対応し、市場に適用させながら最高効率を実現する、というのがロジスティック・マネジメントです。
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物流とロジスティクスとは実は意味が違う。
物流は、物の流れであり、ロジスティクスは、兵站。つまり軍事活動において、補給物資を的確に前線へ送り続けるための物資補給網を確立させることである。
兵站線を確立させることで、軍は強さを維持できる。逆に兵站が弱く、補給物資が前線に届かないのであれば、前線の部隊は銃弾も食料もない状態で敵の攻撃を防げず、そして食料もないので士気も低下し、弱体化してしまう。
これを、近代のビジネスに当てはめたもの。
軍事ネタをビジネスに持ち込むことはよくある話。
本書の内容としては、ロジ絡みの専門的な内容がある程度網羅されている。 -
ロジスティクスについて復習できた
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入門ならもっとわかりやすく書け、と思いながら拾い読み
いちいち横文字の概念なんてわからんし
仕事のための読書てつまらないもんだ、でも相手に聞くポイントとかいくつか拾えた
企業経営がある程度わかれば取材もしやすいんだろなー -
選択科目「eラーニングコンサルティング論」で使用。
専攻シラバス:
http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/curriculum/16/syllabus_16.html -
タイトルどおり、ジスティクスについての入門書です。ロジスティクスの具体的、技術的な展開というよりもその前段階での概念レベルでの説明が多いです。特に、活動をベースとした?物流?と厳密に区別することで、フローを重視する?ロジスティクス?の意義を強調しています(こうした区別の妥当性については議論の余地はあると思いますが…)。物を運んで管理するだけの狭いイメージで見られがちなロジスティクスが本来的に備える領域的、戦略的な広範さ深さに目を向けてもらおうとする姿勢がうかがわれます。
とくにおもしろいと思ったのは、全体を通じてマーケティング戦略との関連に関する記述が多いこと商製品を扱う以上当たり前といえば当たり前なんですが、意外と意識しないわりに、実は非常に大切なところかもしれません。
ただ、抽象的な概念の話が多かったので、ここで説明された考え方がどういう形で実際に実現されているのかイメージが難しいかも、という気がします。入門ではあるのですが、実地で経験のある人が自分の経験を概念レベルでの議論に引き上げるというような使い方の方がかえって効果的かもしれません。 -
薄い本で手軽に通読できるので、この分野の論点を一通り押さえた気分になれる。ただし、ロジスティックスの問題解決に迫られた担当者が、何かヒントはないか、と思って読んだとしても、もちろん解決策が書いてあるわけではない。基本の論点は提示してあるので、あとはビジネスパーソンであれば自分で考えてください、ということだろうか。文中にカタカナ文字が多いのは仕方ないが、記述は簡潔を旨としているようで読みやすいと思う。
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<要申請>
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物流の知識とマネジメントに関する全体的な知識があると読みやすい。ロジスティクスとは何か。