コトラーを読む

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.14
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本棚登録 : 302
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532111397

作品紹介・あらすじ

マーケティングの大家であるコトラーの考え方について、そのエッセンスを抽出して解説。特に重要な点については、「Kotler's Idea」としてピックアップしています。実務に応用できるよう「なりきり」方式で解説。テーマに沿った業界を選び、その業界の現状に触れながらコトラーの考え方について説明していますので、そこで働く人になったつもりで読み進めることができます。より具体的に理解できるよう、身近な日本企業の事例を多数盛り込みました。

感想・レビュー・書評

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  • マーケティングに関する本を読みたくなり「酒井光雄」の著書『コトラーを読む』を読みました。
    ビジネス書は昨年8月に読んだ「大前研一」と「斎藤顕一」の共著『実戦!問題解決法』以来なので久しぶりですね。

    -----story-------------
    マーケティングの大家である「コトラー」の考え方について、そのエッセンスを抽出して解説。
    特に重要な点については、「Kotler’s Idea」としてピックアップしています。
    実務に応用できるよう「なりきり」方式で解説。
    テーマに沿った業界を選び、その業界の現状に触れながら「コトラー」の考え方について説明していますので、そこで働く人になったつもりで読み進めることができます。
    より具体的に理解できるよう、身近な日本企業の事例を多数盛り込みました。
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    マーケティングの大家である「コトラー」については、名前は聞いたことがあったものの、理論についてキチンと知る機会がなかったので、考え方が解りやすくまとめてある本書は入門書としてはぴったりでしたね。

    以下の6章の構成で、そのエッセンスがまとめてありました。

     ■はじめに
     ■Ⅰ コトラーの考え方とその原点
     ■Ⅱ 顧客起点の企業発想―コトラーのエッセンス①
     ■Ⅲ 売り手として考えること―コトラーのエッセンス②
     ■Ⅳ コミュニケーション戦略―コトラーのエッセンス③
     ■Ⅴ 社会活動のマーケティング―コトラーのエッセンス④
     ■Ⅵ コトラーの指摘を実践する日本企業
     ■参考 コトラーの著作ガイド

    現在携わっている業務ではマーケティングに関する知識は有用なので、職場での課題を頭に浮かべながら、職場でどう活かせるかを考えながら読み進めました。

    特に『Ⅲ 売り手として考えること―コトラーのエッセンス②』と『Ⅳ コミュニケーション戦略―コトラーのエッセンス③』で紹介される内容については、自社の主力商材では、どのように扱うべきかを考えさせられました、、、

    その中で紹介されている『ブランド』、『価格設定の課題と方法』、『新規チャネルの開拓』、『プロモーション活動』、『コミュニケーション手段とそのステップ』、『人的なコミュニケーションと販売』、『広告活動』… は、とても参考になりましたね。

    これを仕事で活かしていかなきゃな。

  • 例が日本の企業なども出てきて読みやすかった。

  • 事例なども豊富でコトラーのマーケティングの本質を概観するのには良書.

  • マーケティングを基本から学びたいのであればこの1冊は非常にわかりやすくまとまっていると思います。
    マーケティングの基本と言うのは、時代が移り変わっても根源としては変わりません。
    コトラー博士のマーケティング理論を統計的に学ぶためにもお薦めの1冊です。
    書かれている言葉も難しくなく、理解しやすい1冊ですので、 入門書として最適だと思います。

  • コトラー先生は、マーケティング3.0, 4.0とバージョンを上げている。途中で理解できなくなってきたので、この本で基本に返る。アウトラインを把握できるのがありがたい。

  • マーケティングとかコトラーの入門として手にとった。

    コトラーとはマーケティングの人、
    という印象で手にとったが、
    経営学の人というものだということを改めて感じた。

    まだコトラーを理解し切れていないが、という前提のもとで…

    マーケティングとは売れる仕組みをつくること。
    確かにそれは正しいのだろうが、
    その売れる仕組みをつくるためには、
    真の顧客志向が必要なのだろうという気づきを得た。

    4PだのSTPだのという方法論も確かに有用だろうが、
    経営としてどうあるべきかを突き詰めることがマーケティングに繋がるのではないか。

    方法論だけでも一定の成果は出るかもしれないが、
    世の中にインパクトを与える法人となるためには、
    テクニックだけに陥らず、
    本当の目的に立ち返るということなのだろうと解釈した。

    実際のテクニックなど実践に近い部分も含め、もう少し深くコトラーを学んでみたいと感じた。

  • 社員が自社に満足し感動していなければ、顧客が満足する最高のサービスなど提供できません。企業は社員に自社で働く自信と誇りを身につけてもらい、顧客に対して卓越するサービスを提供できる人材に育てるため、独自の教育制度や評価・推奨制度を用意しています。これがインターナル・マーケティングです。社員が顧客を観察し、また会話などのやり取りを通じて、顧客が望むサービスを提供する必要があります。これがインタラクティブ・マーケティングです。

  • コトラーが提唱するマーケティング理論などをまとめた本。
    非常に平易に書かれており分かりやすいが、表面をなめる程度の内容なのでしっかりした論理や詳細について知りたい人は直接コトラーの著書を読む必要がある。基本の基本をおさえるための本といった印象。

  • 最近マーケットリサーチの会社で働き出したので、知人に薦められてコトラー読もうと思って、まず入門書。

    なるほど、マーケティングとはかくも広汎な経済領域にまで広がっているのですね。けっこうびっくり。
    なのでマーケットリサーチに関係しないことところはちょっとまだ実態が伴ってないから、教科書的にふ〜〜んという感じで読んだけど、頭に入ってこなかった。バカ!!
    ちょっとクライアントとかと会うともうちょっと今日魅惑と思うからその時にもう一回該当部分を読み返そう。

    なのでほとんど頭にのこってない。こういう今日の対象ではない本についても頭にマピングして読める技法が欲しい。知り合いも良いって言ってた佐藤優さんの読書の本でも読もうかな。。帰ったらKindleで探して見よう。

    コトラーの理論書って彼が実際に作り上げたマーケッティングを理論に落とし込んだものっぽいんだけど、やっぱりそういうものの、理論の射程って限界があるものだとおもう。ただし、世界中のマーケティングしてるひとにappealingって事実はその射程は相当に広汎なんろうけど。日本ではどうなのかな。
    svenは日本もマーケティング(リサーチ)にはsophisticationが無いって言ってたけど何が違うんだろ。マーケティングって西洋でアメリカで出来たっぽいんだけど、資本主義の高度化に伴う大発見だと思う。けど、時代と土地の刻印からはどうしても逃れられないものだし。アズマンの言論サマリーズで取り上げられてたマーケティングについての本はそのへんについて書いてありそう。気になる。。
    日本語の本について紹介できるのは俺と舞さんだけかな。。ナオさんの日本語のreadingってどの程度なのかな。サクサク文章読めるのかな。
    キッチリとした知識としては残らなかったけど、フックと俯瞰的な見通しだけは残った気がした。

  • コトラーの基本的な考えを表面的だけど全体的にカバーしているのかな、と。

    せっかくだからSTP理論とかマーケティング・ミックス(4P)とか、一般的によく使われる言葉をもっと用いて欲しかった。
    共通の用語があったほうが人と話す時に便利なので。

    -----

    MEMO:

    p16
    マーケティングとは「顧客の価値と満足を理解し、創造し、伝え、提供すること」
    広告や販促活動、市場調査はマーケティング活動の一部に過ぎない。

    p37、p45
    新規顧客の獲得は既存顧客の維持の5倍のコストがかかる。
    だから顧客ロイヤルティを形成することが必要。CRMに取り組むこと。

    p52
    顧客といっても欲求、財力、エリア、購買行動によって異なる。顧客を分析して特定し、市場を細分化する。
    マス・マーケティング→セグメント・マーケティング→ワン・トゥ・ワン・マーケティング

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著者プロフィール

学習院大学法学部卒業。日本経済新聞社が実施した「企業に最も評価されるコンサルタント会社ベスト20」に選ばれた実績を持つ。
プレジデント社のウェブサイト「社長の参謀」全体のアドバイザーを務めながら、「社長の参謀」の連載コラムも執筆し、その鋭い分析に多くのファンがついている。
日経BP社が主催する「日経BP Marketing Awards(旧名称日経BP広告賞)」の審査員も長年務める。
著書に『全史×成功事例で読む「マーケティング」大全」』(かんき出版)、監修に「図解&事例で学ぶマーケティングの教科書」(マイナビ出版)など多数。

「2018年 『男の居場所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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