オムニチャネル戦略

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532113438

作品紹介・あらすじ

好きな場所で商品の情報を集め、比較検討し、注文し、受け取る。スマホの登場で可能になり、買い物や物流・小売業を一変させ始めたオムニチャネルの解説書です。アメリカのウォルマート、メイシーズ、アマゾンや、日本のセブン&アイ、ローソン、東急ハンズ、ヨドバシカメラ、良品計画、カメラのキタムラなどの最新事例を、実地取材をまじえながら紹介。小売・流通・物流業界のビジネスパーソンや、メーカー・商社などの販売・マーケティング担当者で、最新動向を知りたい方に最適です。

感想・レビュー・書評

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  • 卒論書くときに読んだ本。今の経営者たちは何を考えているのか考えるきっかけになった本

  • vol. 329 日米の最新ビジネスモデルをぎっしりと紹介!変化をとらえた動きをしているか?http://www.shirayu.com/letter/2015/000666.html

  • ECの知識を取り入れたかったため読んだ。概要をつかむことができる。常にアメリカのEC動向をチェックすることをこれからの習慣にしようと思う。

  • 著者は角井亮一氏。イーロジットという会社の代表兼コンサルタント。

    感想。新書でサクッと読めた、読み飛ばせた。平易な言葉で全体感を整理してもらえた。結局のところ、オムニチャネルの定義がどことなく曖昧なんだな、といのを個人的に確認。

    備忘録。
    ・オムニチャネルを最初に打ち出したのはアメリカの百貨店大手メイシーズ。その他成功事例としてはウォルマートやウォルグリーン。
    ・オムニチャネルとは、ECで購入した商品を受け取れる場所を選べることではない。
    ・オムニチャネルとは、いつでも、どこでも買い物ができ、都合の良い場所と時間で受け取ることができ、決済方法も多数な、消費者主体の世界。(→違いが腹落ちしない)
    ・O2Oとオムニチャネルの違い。O2Oはネットを利用してリアル店舗に誘導するマーケティング手法、オムニチャネルはサプライチェーンが軸。
    ・O2Oの進化系shopkick。
    ・オムニチャネルの実現には、①商品在庫の一元管理、②価格の統一、が必須。
    ・物流の六大機能。輸配送、保管、荷役、包装、流通加工、システム。オムニチャネルには、この6つに管理と調整の2つも必要。
    ・物流プラットフォームとして、店舗向けとEC向けで別にするのが主流。ウォルマートもそう。EC向けはオペレーションが独特なので。
    ・日本のネットスーパー市場はおよそ1000億円、イトーヨーカドーがその半分500億円。固定費高いので稼動率高くないと辛い。
    ・カクヤスは上手くやっている。
    ・EC担当部署と実店舗担当部署間の人事評価、業績評価が意外と課題。オムニチャネルの場合、どこで売上が立つか微妙。

  • 2016.0817 物流を中心に据えたオムニチャネル戦略に関する基礎的な解説書。分かりやすく、アメリカの事例なども多く紹介されている。とりあえず読む一冊として良いのではないでしょうか。

  • アメリカの先進事例。
    物流、組織変革、スピード感が必要。
    アメリカでは拡大中だか、日本企業は殆ど手探り。
    セブン、ヨドバシが先進的。

  • 結局読まず
    ..

  • 多様な注文方法に、多様な配送手段を提供し、商品を届ける仕組みをオムニチャネルというのだと理解した。
    多様な注文方法とは、スマホでも、PCでも、店頭でも注文できること。
    多様な配送手段とは、自宅でも、コンビニでも、店頭でもどこでも受け取れること。
    つまるところ、オムニチャネルの難しいところは、ロジスティクスの考え方を根本から見直さなくてはいかないということ。そして、多様な配送を行うためには、多くのユーザに利用してもらわないと配送費のコスト的な観点から成り立たないということ。

    ただそれを行うには、企業の変革も求められる。例えば、店舗同士を競わせている時、EC用の受け渡しは売上としてカウントされるのかされないのかといった評価問題。

    インターネットを利用する環境が整ってきたので、自社としてどこまでやるのかといったことを十分に考えて、動いていく必要がある。あれもこれもで、仕組みだけ大きくなっても、うまく利用されなければ、いい結果は得られない。
    加えて、オムニチャネルに必要なことは、在庫の一元管理と店舗とECでの、価格統一。これができていることが必要条件。

    シェアリングエコノミー、オンデマンド配送、スマホアプリを組み合わせて、お客様の期待を超えられるかどうかが今後のビジネスモデルの鍵と言える。面白かったのは、スターバックスの敵は、コーヒーショップではなく、宅配サービスを提供する事業者って話のところ。同業者じゃなく、いかに必要なものを必要な時に届けるかが求められているのね。
    便利になったね。より、こんなことできたらいいねをキーワードに視野を広げていこう。

  • 【選書者コメント】何故小売業界がオムニチャネル事業に集中しているのか、その魅力のポイントが知りたいと思い選びました。

  • 今後、日本でもオムニチャネル化を進める企業が増えるだろうけど、成功するためには解決すべき課題も多く、簡単でないように感じた。

    たとえば、自分なら、野菜などの生鮮食品を買う場合、ネットで複数のお店のチラシを比較して、目標を定めたら、実際に店舗で野菜を手にとって、美味しそうな野菜を選びたい。これだとオムニチャネルでなくO2Oで十分なのかもしれない。
    そのうち、利用者がモノをピッキングする人も選べるようになるのかなぁ。
    逆にピッキングする人に依存しないモノなら、気にならないかもしれない。
    あと、本にも書いてあったが、ロジスティックスもポイントになりそうだ。

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著者プロフィール

株式会社イー・ロジット代表取締役兼チーフコンサルタント。日本物流学会理事
1968年生まれ。上智大学経済学部を3年次で単位終了、米ゴールデンゲート大学MBA(マーケティング)。船井総合研究所、光輝物流(実家)を経て、2000年、物流コンサルティングと通販物流代行を行う株式会社イー・ロジットを設立、代表取締役に就任

「2023年 『物流革命2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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