キャリアデザイン入門 2 第2版 専門力編

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532113537

作品紹介・あらすじ

40代が近づくと、公私ともに節目を迎えます。本書は、仕事に必要な基礎力を一通り身につけた人が、プロフェッショナルとしてキャリアをどうやって築いていくかを解説します。究めるべき分野をどう決めるかや、専門技術や思考力の磨き方、そして生涯現役のキャリアプランの描き方などを、世代ごとに段階を追って丁寧にアドバイスします。「成長するミドル」「充実するシニア」として輝くため、自分で道を切り開きたい人や、ミドル以降のキャリア開発に取り組む立場にある人におすすめです。

感想・レビュー・書評

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  • 30代後半以降のミドルのキャリアデザインに関する本は、管見の限り、あまりない(50代からのキャリアデザインの類書はある)。本書は、ミドルが日々の業務に追われながら今後の将来像を描くためのきっかけになる本だと思う。

  • ビジネスプロフェッショナルとスペシャリストの違い。
    課業の専門化=スペシャリスト=仕事内容が定義され、ある程度の水準に達するとスピードや正確さが成長となる。専任職。
    プロ=人の専門化=自分が概念的な定義を加えながら成長し高度化する分野。専門職。知識を深めて周辺分野にも精通する。経営者こそプロ性が求められる。サラリーマンのなれの果てではできない。プロデューサー型のプロもある。
    プロのサラリーマン、はプロフェッショナルではない。

    企業経営には、自由市場の論理、管理の論理、プロの論理が必要。

    ゼネラリストの誤解=ゼネラリストは何でもできるようで何もできない人。プロとして専門分野を持ちつつ経営のプロになるために山を登る。ゼネラリストだから山を登らなくていいわけではない。キャリアを人任せにしていたら筏下りの先はない。

    吸収する学習から考える学習へ。
    調べながら読む、一度に集中して読む=目的の達成のために勉強する。アウトプットを前提とした読書。JMOOCなど。
    新聞の切り抜きサービスを利用する。

    メンターの語源は、オデッセイアの登場人物のメントール。息子テレマコスの先導者。
    一般教養が豊かだと思考力が高まる。
    発表は、電子出版や業界雑誌の寄稿も考慮する。

    200文字程度でプロフィールをつくる。最終学歴、職歴、主要な役職の履歴、所有資格、受賞歴、公的役職、教歴、著書論文、主な業績や作品。
    学歴は修士以上。

    個人ブランドとは、自分が何者か、を追い求めた結果辿りつくもの。

    5年後のキャリアイメージを作る。そのために
    得意なこと、やりたいこと、価値を感じること、専門性、自分らしいリーダーシップ、制約、チャンス、組織からの期待、を考える。
    弱みを直すより、強みを磨く。

    ある分野でプロになれば、必然的にリーダーになる。スペシャリストで終わったらそうはならない。

    山を登った後、近隣の山にも上る。
    20年で専門性はピークを迎える。50歳ならもうひとつ山を登ることもできる。山の頂上にとどまることはできない。ブランクは怖い=役職定年や早期退職など。

    高齢者に多い求人は、警備員、営業、成層関係、ドライバーなど。独立開業を目指すべき。
    生涯現役を目指したい人が多い。だんだん引退年齢が遅くなる。

  • 会社の研修用に読みましたが自分がもやもやしていたところがすっきりしました。

  • 内容は悪くないけど、まとめ方が悪い気がする。

  • 前半の続きで30代以降のキャリアの話。

    だが、正直、一般的・汎用的というにはスペシャリストが過ぎるような。。。
    その仕事のプロとして…「本を書いて見る」「大学で教える」と言われてもピンとこない。。。
    一部著者の自慢かなと思う節もあり、私はこの著者と相性が悪いことはわかった。

  • 特に目新しいことは書かれていない。

  • 主に30代後半以降の山登りについて解説しており、1章ではプロフェッショナルになることをエキスパート型、ビジネスリーダー型、プロデューサー型スペシャリストがあり、ジェネラリストやスペシャリストとは異なることを解説している。

    2章の専門力を磨く中の、専門知識を得るには、読書、セミナー(公開講座)、大学等で学んで経験を理論に変えることなどがある。専門技術を磨くには、師弟関係、技術を形式知化する、経験を積み上げるなどがある。

    そのうえで、読む、書く、描く、話す、散歩するの5つの自分の好むスタイルで考えを深めることとしている。専門力の証明は経験や資格があることになる。

    3章では、山登りのキャリア形成についてまとめている。

    何度も読み直してもよい本だと思った。

  • いわゆる社会人基礎力について、分かりやすく解説されており、その部分が大変参考になった。
    良い本であると思う。

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著者プロフィール

リクルートワークス研究所アドバイザー。株式会社職業能力研究所 代表取締役
1983年一橋大学経済学部卒業。同年株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)入社。人材総合サービス事業部企画室長、地域活性事業部長などを経て1999年にリクルートワークス研究所を立ち上げ、所長に就任。2010年~2012年内閣府参与を兼任(菅内閣、野田内閣)。2011年専門役員就任。2012年人材サービス産業協議会理事就任。専門は、人材マネジメント、労働政策、キャリア論。

「2023年 『一人ひとりを幸せにする 支援と配慮のマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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