- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532113988
作品紹介・あらすじ
累計10万部のロングセラー、待望の新版!
本書は2004年7月に刊行した『ファシリテーション入門』の改訂版です。
ファシリテーションの入門用テキストとして多くの企業や大学で採用された同書は
当該分野の標準テキストといえるまでになりましたが、全面的にアップデートし、
最新の知見を盛り込んだ、まったく新しい本としてリニューアルします。
ファシリテーションとは「集団による知的相互作用を促進する働き」のこと。
その役割を担う人がファシリテーターであり、
日本語では「協働促進者」または「共創支援者」と呼びます。
プラスの相互作用を高め、マイナスの相互作用を抑え込むのが仕事です。
ファシリテーションの最大の特長は、
コンテンツではなく、プロセスを舵取りするところにあります。
改訂版では、多彩なファシリテーションの技法や応用のなかで、
すべての活動の基本となる「話し合い」(会議)のファシリテーションを大きくとりあげ
その理論と実践スキルを紹介していきます。
旧版を読まれた方も楽しめる内容になっています。
感想・レビュー・書評
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ファシリテーションというものは、結局のところ実践の場でしか身に付かない部分が多い。
しかし、本書ではファシリテーションの意義、方法論、得るべき成果がわかりやすくまとめられており入門にうってつけ。
ファシグラなど近年よくみかけるトレンドも押さえられ、2018年現在に則した「つかえる」一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファシリテーションが何か、実践にはどのような知識や技術が必要か概要を知ることができた。さらっと書かれている技術一つ一つの難易度が結構高い。実際に技術を習得するにはかなり実践の場数が必要と感じられた。ファシリテーションの技術をこれから習得しようとする人のロードマップになる本だと思う。
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日本ファシリテーション協会のトレーニングの元になっている本なので情報がまとまっていてわかりやすくファシリテーター必読の書になってる。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/712997 -
グラウンドルール、役割分担、チェックイン、ゴール、配布資料は事前配布、最後はチェックアウト、フィードバック
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ファシリテーションの全体像を理解できました。
組織、社会、人材の3つのカテゴリーで分け、求めるものの違いを認識して進めることが重要と理解しました。 -
コンサル業務をする中で、クライアントがおんぶに抱っことならず、主体者意識を持ってもらうのにファシリテーションに注目する中で購読。
ファシリテーションの基本的な進め方について書かれた教科書的な印象。よくまとめられているが少々知識過多で、これでファシリテーションができるとは思えなかった。 -
入門書というかんじ。
印象的なのはファシリテーションほど論理的に考えるのが必要という旨の章があったこと。
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ファシリテーション入門
著:堀公俊
ファシリテーションとは、「中立な立場で、チームのプロセスを管理し、チームワークを引き出し、そのチームの成果が最大となるように支援すること」である。
ポイントは2点。ひとつは、活動の内容そのものはチームに任せて、そこに至る過程のみを舵取りすることである。そうすることで、活動のイニシアティブをとりながらも、成果に対する主体性をチームに与えることができる。もうひとつは、中立的な立場で活動を支援することである。それにより客観的で納得度の高い成果を引き出す。
このふたつがそろって初めて、ファシリテーターへの信頼が生まれ、チームの自律的な力を引き出すことができる。
本書は以下の7章から構成されている、
①脚光を浴びるファシリテーションの技術
②応用が広がるファシリテーションの世界
③場のデザインのスキル
④対人関係のスキル
⑤構造化のスキル
⑥合意形成のスキル
⑦ファシリテーションの実践に向けて
年々脚光を浴びる「ファシリテーション」。その必要性は日に日に高まると共に、多くの現場でそのスキルが実践されつつある。
ファシリテーションは誰もが取り掛かることができるものの、その奥深さと広さから取り組み続ける難しさもある。
誰もができると言っても一番大切なのは、本書でもあるように「高い志」協働のパワーを引き出すために、活動の意味づけをする必要があり、当事者が議論している内容を超越した、大義・理念やビジョンへの結びつけが大切となる。
多くのスキルの積み重ねと最後に必要なものは「人間力」。スキルと人を繋ぎ合わせるためには「人間力」は必要であり、ファシリテーションと同じく、人間力を高めることにゴールはない。
ファシリテーション入門への一冊であり、体系的に全てが書かれている本書は入門で終わるのみではなく、入門・実践・継続のサイクルまで網羅されている。
自分のみではない、組織、仲間の行動を最大化させる本スキル。学び・実践し続けることに間違いはない。 -
コンパクトで入門によい
アプローチの違いやプロセス類型など