PDCAマネジメント

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 90
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532114244

作品紹介・あらすじ

○「PDCA」誰もが知るビジネススキルの概念だが、この言葉ほどわかった気になって、それぞれ勝手な解釈で使われる言葉はない。PDCAはもともと製造業のTQC活動から始まった現場の実践的なマネジメント手法。ところが最近のビジネス書棚では個人の仕事術、ダンドリ手法のひとつとして取り上げられる例が目立つ。これだと部分最適はできても組織全体の全体最適は実現できない。

○本書はPDCAの本来の使い方であり、トヨタなどの優良企業で実践されている、組織・チームで仕事をするマネジャー層の読者を想定した、マネジメントのためのPDCA入門である。

○著者によれば、着実に成長している一部の優良企業を除き、日本企業でPDCAがまともに廻っているところは少ないという。PDCAは「プラン・ドゥ・シー」の「仮説と検証」プロセスに加え、A(改善、改革、進化)が欠かせないが、P・DやP・D・Cのみで、Aの解釈があいまいな場合が多い。

○本書では主要業務(開発、商品、営業、販促)で着実にPDCAを廻していくために、「業務の定義」「現状の把握法」「帳票の設計」「会議の運営」「人的要素」「立ち上げ方」まで落とし込んで、具体的な方法を教えていく。

感想・レビュー・書評

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  • ・安直なpdca本ではなく、bprのプロが書いた本
    ・pdcaを単なる個人のタスク管理ではなく、従来の組織のpdcaとして解説してくれている

  • PDCAの学び直し。PDCAが出来た理由、歴史から正しい運用方法までが記載されている。

    節々にヒントになる考えや事例があり、なかなか面白い。文体は学術的だが、作者の主体で書かれているので読みやすい。

    中級者向けだと思う。

  • 私の立場には合わない話。合う人は、顧客に直接関わる立場にいるメーカー系かつ管理職以上の人になると思う。

  • 東2法経図・6F開架:B1/3A/1424/K

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著者プロフィール

株式会社RE‐Engineering Partners代表、経営コンサルタント。
早稲田大学大学院理工学研究科修了。豊田自動織機製作所よりの企業派遣で米国コロンビア大学大学院コンピューターサイエンス科で修士号を取得後、マッキンゼーアンドカンパニー入社。大手電気、大手建設業、大手流通などの戦略策定や経営改革などに携わる。その後、大手企業の社長、役員、事業・営業責任者として売上V字回復、収益性強化などの企業改革を行う。08年、(株)RE‐Engineering Partnersを設立。

「2020年 『PDCAマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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