- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532164515
作品紹介・あらすじ
読めば糸引くNIKKEI NET「食べ物新日本奇行」単行本化。日常の食べ物は「方言」である。まず驚く。そして大爆笑。やがて「へぇー」と納得!信じられないようなユニークな食べ物・食べ方も、その土地の人々の歴史にしっかり根ざしている-。
感想・レビュー・書評
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気づいたら20年前の本、まだSNSもないころだから当時は新しい試みだったのだろう。所々悪ふざけが寒いが初めて知った面白いメニューもいろいろあった。
地方都市の均一化・全国チェーン化で今どこまで残っているだろう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今でこそTV番組などで、そばやうどんの汁の
味が、カツオか昆布だしに変わる境界線はど
こか。
ソースカツ丼と玉子でとじたカツ丼は、それ
ぞれどの地方で食べられているか。
などの、いわゆる食べ物の分布はよく知られ
るようになりました。
この本は2003年に出版されています。食の分
布そ「食の方言」と呼んだのが慧眼であった
のか、食の分布に関わる本の草分けと言えま
す。
西日本では天ぷらをソースで食べることはよく
知られています。しかし香川県だけは違うので
す。
これは香川県名物のうどんと関係しているので
はと言及されています。天ぷらうどんが先にあ
って、だしで食べる習慣が根付いていたから、
という考えです。
日本の食の多様さを説いた画期的な一冊です。 -
ソースで天ぷらを食べるのは日本のどこが境目か…なんて庶民の
味の日本地図を作る1冊である。
一部の地域で赤飯に甘納豆を入れて炊いたり、納豆に砂糖を入れて
食べるのは知っていたが茶碗蒸しまで甘い地域があるのは初耳だ。
茶碗蒸しにはギンナンが定番だと思っていたが、栗の甘露煮が入って
いるそうな。その地域に秋田県があった。
秋田県と言えば我が母の出身地ではないかっ!早速、電話をして聞い
てみた。
「茶碗蒸し?田舎にいた頃は食べた記憶がないわねぇ」
また、甘納豆入り赤飯の地域にも秋田県が入っていたのでついでに聞く。
「はぁ?お赤飯には小豆に決まっているでしょ。忙しいんだから妙な
ことで電話しないでね」
怒られちゃったよ…とほほ。でも、同じ秋田県でも地域によって違い
があるのが分かったので収穫である。
尚、関東圏の卵焼きは砂糖入りで甘く、関西圏のは出汁入りとのこと
だが、私は子供の頃から砂糖入りの甘い卵焼きは口にしたことがない。
祖母の作る卵焼きも母の作る卵焼きも塩味かしょうゆ味だった。
食べ物って本当に面白い♪ -
ヤフオクで古本購入。
ケンミンショーの元ネタともいえる本。
これで彼の著作はコンプリートしたかな?と思いきや、まだまだだった。 -
医療福祉分野に従事しており、大学生に健康教育をするためのネタ探しで手に取った。
納豆が好きな地域と嫌いな地域とを色分けして図示。その他、赤飯が甘い地域は。天ぷらにソースをかけるのは。など、トリビア的な内容。
役に立たないけど面白い内容。 -
【借りた本】食べ物には地域差がある。醤油が甘いか、納豆に砂糖を入れるか、北海道の赤飯は甘い、しかも食紅で色をつける、名古屋のトンデモ料理、主に「あまいもの」度合いでその土地に馴染みがない人を驚かせる。
webのコンテンツを書籍化しているのでテーマは面白いのだが、語り口が軽すぎて縦書で読むにはかなり読みづらい。飲み屋のおっさんギャグの雰囲気、AMラジオのようなノリで残念ながらあんまり笑えない。アプローチは興味深いだけにちょっと勿体無い感。日経が出している本なのにこういう日本語のまま出版されるのはちょっと残念。もうちょっと編集していただきたい。 -
読んでいた1週間、会う人ごとにこの本の会話をして盛り上がる。
愛県精神が強くて、食べるのが大好きな私にピッタリの本でした!!
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爆笑です、同じ食べ物でこんなに食べ方が違うなんて感心するやら呆れるやら、何度も読み返しています。食べ物の地域性、それを「方言」という表現で表す。皆さんも、食の方言、探してみてはいかがですか、もろ手を挙げてオススメします。