甦る全日本女子バレー: 新たな闘い

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532164607

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  • シドニーオリンピックの出場権を得られなかったことにより、一時、衰退してしまった全日本女子代表。彼女たちがどうやって立ち直ってきたかの軌跡がよく分かりました。

  • 2003年ワールドカップ。それまでに世界ランクは11位までに落ち、オリンピック出場を逃すという最悪な状況になり、さすがのバレーボール大好き国民にも見放されつつあった時、今までにないタイプの大ブームを起こした柳本監督の作戦を含む、2004年OQTで再びオリンピック行きを決めていく選手全員、そして監督を取材したもので、2012年ロンドン五輪(当時は真鍋監督)でやっっと銅メダルにだどりつくためのストーリーは、ここから始まっている。ということを知らしめる1冊。
    真鍋監督の戦略や、そのメンバー(若い世代等)はもちろん素晴らしいが、その後ろには、協会の頭の固いお偉いさん達の言うことや、よく知らない世間の批判の声を聞かず、人気をV字回復させ、頼りないがスター性のある新人と、頑固で馴染みやすくない使い辛い個性強すぎだが絶対に必要だった、吉原キャプテンを筆頭として竹下 高橋 佐々木などを、全日本できっちり戦える戦士に再起させた 柳本監督の功績なくしては語れない。
    もっと言えば、その前に五輪を逃した葛和監督時代も、試練だが無くてはならないものだったと、無駄ではないのだと考えなければならない。
    女子バレーファンにはきっと信頼の厚い、吉井妙子さんの著書 これはアテネ前のもの。

  • 柳本監督になって、メグカナが騒がれて、吉原がキャプテンになって、一度途切れたオリンピックへの出場権を再び手にした頃に出た。メンバー各々の起伏とチームの起伏、その化学反応の具合を描いている。世間の騒ぎに対し、取材対象への距離感が好ましく、作者への信頼感と共に面白く読んだ。

  • 選手一人一人に焦点を当てて深く取材・構成されていることはもちろん、それをまとめる柳本監督とその手法にも深く踏み込んでいます。
    オリンピック前に一読されると何倍も試合を楽しめると思います。それだけではなく、社会におけるマネジメントという視点でも具体的な実例として読んでみてもおもしろいのではないでしょうか。取材の質も良く、興味深い一冊です。本書のあとがきを著者は次の言葉で締めくくっています。「では、アテネで。2004年3月」オリッピック最終予選前にサラッと断言しちゃってます。決して希望ではなく、著者の質の高い取材の結果がこう言わせていると思います。

  • アテネ五輪女子バレーにはハマッタ。

  • 泣けるところもあり。レオ様のページ必見!

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