覚悟の眼

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532171094

作品紹介・あらすじ

昭和8年。地震と大津波が三陸を襲った年。日本が国際連盟を脱退し、政治は機能不全を来たし、戦時へ一歩進んだ年。不穏な世に、死に憑かれた人々が伊豆大島・三原山火口へ続々と身を投げた年-「死の案内人」と騒がれた女学生がいた。渾身の書き下ろし小説。

感想・レビュー・書評

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  • 20190305-27女学生の眼を通してみる生死の移ろい。戦前のまだ長閑だった東京を舞台に、生きる事の困難と幸せを感じる作品。ちょっと読みにくいけどね。

  • 三原山火口へと身を投げた二人の友人を見届け、「死の案内人」と騒がれた女学生は・・・
    自殺を認めているような、それでも生きろと言っているような、いまいちつかみ所の無い話だった。

  • 昭和初期、自ら死を選び、伊豆大島の火口に身を投げた2人の女学生と、その二人を看取る役目を負う羽目になった女学生を中心とした話。
    その3人が主役なのかと思いきや、後半は他の登場人物にも焦点をあてていて、結局誰が主役なのかよくわからなかった。

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著者プロフィール

萩耿介
1962年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部ドイツ文学科卒。2008年『松林図屏風』で第2回日経小説大賞受賞。著書に『炎の帝』『イモータル』(中央公論新社刊)の他、『覚悟の眼』『極悪 五右衛門伝』などがある。

「2022年 『食われる国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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