- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532176686
作品紹介・あらすじ
☆強い既得権、しがらみが存在する産業領域をどのように変えていけばよいのか。農協改革をはじめ、行政官として、数々の改革に携わった前農水事務次官の著者が、自らの体験を語る。☆経済・社会環境の大きな変化など、改革が必要な状況にあって、どのように政策が立案され、利害関係者や政治との折衝など、具体的なルール、制度となっていくプロセスも詳細に語られる。また、さまざまな改革や政策策定における行政の役割も併せて明解に解説する。☆農政は、まさに国民の暮らしに直結する分野。これまでの改革、さらに今後の日本の農林水産業のあり方についても明示する本書は、農業、行政関係者、研究者のみならず、広く読まれるべき一冊である。
感想・レビュー・書評
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仕事柄、読まないわけには行かないと言うことで。ここまでの芯を持ってる方だからこそ、ここ数年の改革があったのだなと思いました。そしてここ数年どころか、ここまで主要な政策に歴年関わっていたとは。
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農林水産省の元事務次官である奥原さんの著書。この本に出会えて本当に感謝しかない。
農林水産省の行なっている農政改革について、素人にも分かりやすく、要点を絞って記されている。また林業、水産業分野についても簡単ではあるが、その政策が紹介されている。新聞記事では、政策の思いや裏側が分からないこともあるが、本書を読んで農林水産省が日本の農林水産業の発展、消費者利益の最大化のために種々の改革を実行していることを理解できた。
第また、6章の行政における組織運営、終章の行政官の責任を果たすためには、耳が痛くなる指摘も多々あるものの、まさにご指摘通りと感じる内容ばかりである。年齢ごとに意識すべきこと、やるべきことを明確に教えていただけた。
農政改革というタイトルではあるが、サブタイトルである行政官の仕事と責任、この部分だけでも一冊の本にできるのではないかと感じた。
私のように他省の公務員はもちろんだが、公務員志望者も是非読むべき一冊ではないか。手元においておきたい作品。
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末尾で秋山真之の天剣漫録を引用しているとおり、危機感や矜持を持った生き様が一貫していると感じました。農水省にもすごい役人がいたのだと、自分の認識の狭さを実感しました。
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00608840
テーマ2 飢餓をゼロに
強大な既得権が存在する産業の変化に、行政はどんな役割を果たしたのか。農協改革に携わった前農水次官が自身の体験を詳細に語る。(出版社HPより)