経済学をつくった巨人たち: 先駆者の理論・時代・思想

制作 : 日本経済新聞社 

• 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2001年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

200年前、経済学はどのように生まれ、学問として育ったのか。市場メカニズムはどのように「発見」され、不況にはどんな処方箋が書かれたのか。スミス、マルクス、マーシャルからマックス・ウエーバーまで、先駆者20人を現代エコノミストたちが名解説。

感想・レビュー・書評

[adlibさんの感想 · 2017年2月19日]

　
──　日本経済新聞社・編《経済学をつくった巨人たち ～
先駆者の理論・時代・思想 200107‥ 日本経済新聞社》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/453219072X
　
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20141209
　経済学書の年表 ～ ロックからピゲティまで ～
　
　Ricardo, David 　　　　17720419 England 18230911　51 ／
──　リカード≒リカードウ／羽鳥 卓也＆吉沢 芳樹・訳
《経済学および課税の原理（上）1817 19870518 岩波文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003410912
　
　Malthus, Thomas Robert 17660214 England 18341223　68 ／
──　マルサス／永井 義雄・訳《人口論 1798-1803 19730910 中公文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4122000335
……　人口は幾何級数的に増加し、資源は算術級数的にしか増加しない。
　
　Mill, John Stuart　　　18060520 England 18730508　66 ／
──　ミル／末永 茂喜・訳《経済学原理〈第1〉1848 1959‥‥ 岩波文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B000JAR87Y
　
──　ミル／大河内 一男・訳《功利主義論 197910‥ 中央公論新社》世界の名著49
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4124006594
──　ミル／伊原 吉之助・訳《功利主義論 1979‥‥ 中央公論社》世界の名著38
　
　Bentham, Jeremy　　　　17480215 England 18320606　84 ／
……　the greatest happiness of the greatest number
“最大多数の最大幸福 から 功利主義”
　
──　ベンサム／関 嘉彦・編／山下　重一・早坂 忠・伊原 吉之助・訳
《道徳および立法の諸原理序説197910‥ 中央公論新社》世界の名著49
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4124006594
　
……　リカードは、ジェームズ・ミルの親友であり、ミルは彼に政治へ
の大志や経済学の著述を勧めた。他の著名な友人の中にマルサスや
ベンサムがいる。死の10日前、論敵でもあったマルサスに対して手紙で
「議論が私たちの友情を決して傷つけなかった。君が私の説に賛成し
てくれたとしても、そのことで今以上にあなたを好きになることはあり
ません」と記している（日経ビジネス人文庫 P52）。
　
　Rousseau, Jean-Jacques 17120628 France　17780702　66 ／哲学
　Kretschmer, Ernst　　　18881008 Duitch　19640208　75 ／精神病学
　
……　私の書物を愛し得ない人があったとしても私はその人を非難しは
しない。しかし私の書物を読んでなお私を愛さない人はあわれむべきで
ある（ルソー）。（P294）──　クレッチマー／内村 祐之・訳
《天才の心理学 19820118-19880516 岩波文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/400336581X
　
（20170219）
　

[ネット図書館長 e渡辺さんの感想 · 2007年1月19日]

経済学がどのような背景で生まれ育ったのか学んでみよう。マルクス、アダム・スミス、リカード、マーシャル、ベンサム、マックス・ウェーバー、フィッシャー、ケネー他、経済学の先駆者たち２０人の理論と
その時代背景が解説されています。

著者プロフィール

執筆は編集委員、コメンテーター。

「2022年 『これからの日本の論点２０２３』 で使われていた紹介文から引用しています。」