日本をダメにする税金のカラクリ

著者 : 平野拓也

• 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2003年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[s0910302さんの感想 · 2009年12月17日]

90年代に入っての2度の税制改正として行われたのが、消費税5％への引き上げだ。5兆円もの消費税引き揚げ、、加えて特別減税2兆円の打ち切り、保険料の上昇で合計9兆円ものお金が国民の懐から吸い上げられ、消費が落ち込んだ。この直後大型金融機関が破たん、金融不安のどん底に落とされた。金融不安と消費税引き上げは直接結びつくものではないが多少は影響したと考える。5％引き上げは成功だったのだろうか。国民の消費が上がれなければ、引き上げても意味がない。