H.I.S.机二つ、電話一本からの冒険
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2005年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532193157
作品紹介・あらすじ
顧客のためになる事業なら必ず成功するはずだ!たった一人で事業を興し、競争の激しい旅行業界を勝ち抜き、航空会社、証券、銀行と次々と挑み続ける元祖ベンチャーHIS。その成功の秘密は?文庫化に伴い大幅加筆。
感想・レビュー・書評
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HISについて知りたくて読書。
仕事や生活に即生かせそうな再現性はないが、著者やHISの創業からの物語として知ることができる。
HISの登場が日本の個人旅行を促進し、航空券の期間固定のフィックスチケットを浸透させたと言わせている。現在、中国では、まだ多くがオープンチケットでフィックスチケットは、ほぼんとどない。そのため割高感は否めない。
また、運の話が印象的。成功を収めてい経営者の中には、運を大切にする人が多い。成功したのは運がよかったからと。運のいい人と仕事をした、付き合っていたから。だから、運の悪い人とは距離をおくようにするなど。
運の悪いときは、過ぎ去るまでじっと待つが印象に残る。
帰省先が福岡なので、スカイマークは創業時か乗っている。元祖LCC的な存在である同社が、LCCが台頭し、航空業界内でのポジションが微妙になっているいる今こそ、ッ今後の勝負、大転換に注目している。
読書時間:約45分
本書はバンコクのD.D.BOOKSで購入しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
HIS創業者の創業記録。意外と歴史が長かったことと、創業者の独特な人生の系譜は非常に興味を持って楽しめた。特に学生時代にドイツで日本人向けのパッケージオプションを作ったところなど、先見の明があったんだなぁ、と思わず唸ってしまう。後半はベンチャー起業家に向けたメッセージみたいになっていたので流してしまったが、規制に立ち向かってあそこまで会社を大きくしたというのはなんだかんだすごいことだと思うわけで。これからもお世話になるだろうしねぇ。
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HIS社長による成功物語。
学生として留学していたドイツでの,通訳・観光ガイドから始まり,新宿に店を出してその後現在に至るまでの成功の軌跡を描く。
といっても,あまり心に響いた箇所はなかった。
基本は,顧客のニーズを確実にとらえ,それを実現する方策を考え出してWin-Winのビジネスを築けということだろうか。
当たり前といえば当たり前すぎるが,大手旅行会社が並みいる中で,これだけ実際に会社を大きくした人の言葉だから重みがある。
成功物語を読みたいという人には向くかもしれない。 -
HISの創立者が旅行会社を立ち上げるきっかけから、事業の拡大までの様子を当時の思いも踏まえ語っています。
自分もツアー旅行は好きじゃないけど、一人ぶらぶら旅するのが好きなので、共感できる部分が多かったです。
旅行の話だけではなく、企業家澤田秀雄の視点がすごくおもしろいです。ベンチャー企業がここまで大きくできたのには納得です。
ただ、2005年に文庫化された(元の原稿は95年時に書いた)のに、95年当時に計画中としていた、オーストラリアでのホテル経営の状況が加筆されていないのが、とても残念。まぁ書いていないってことを考えると・・・ -
HISの奇跡を体感しよう!
いつも何気なく利用させていただいているHIS。
航空券でも旅行でもやはりHISの価格はダントツ。
価格だけでなく、タビに関するコンサル力も大手というわりに
小回りがきいて抜群なのだ。
旅好き&飛行機好きのボクとしては、
HISの成り立ちや企業のストーリー性を単純に知りたいという
思いでこの本を読破。
HISという旅行会社だけでなく、元祖格安航空会社のスカイマークやHS証券、最近だとハウステンボスの再建などなど
やはり澤田さんは何かを持っている経営者なのかもしれない。
◇運に関して面白い記述があったのでメモ。
①悪い運が去るまでじっと待つ。
②運のある人と積極的に付き合うようにする。 -
ナンバーワンの地位を築いた時点で、企業は自分自身が有する力の二倍、三倍ものパワーを発揮できるようになる。
私には二つ夢があった。一つは貿易をやりたいという、アントレプレナーとしての夢。もう一つが、一生旅を続け対という個人の夢。二つの夢がひとつになって、旅行業界に挑戦するというもう一つの大きな夢が誕生したのである。 -
旅行、航空、証券、様々な規制を打ち破り夢を実現させるエネルギーとやり遂げる信念に感銘を受けました。
まさにベンチャー魂を感じさせる1冊です。 -
HISの澤田会長は、もともと旅好きでこの仕事を始めている。好きなことを仕事にできる人は少ないと思うので、それを実行しているのがすごいと思う。
HISの成功は、旅行者が少ない時代に、これから増える、という先見の明があったこと、お客さんに対して「こういうのはどうか?」と提案して売る戦略をとったことなどが大きな理由。
次世代のアントレプレナーへのメッセージも、ズシリとくる。 -
運の話が印象的。読み物として面白い。
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展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号:335.4//Sa93