- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532194987
作品紹介・あらすじ
ユニクロ、NTTドコモ、キヤノン、任天堂、ヤマダ電機-誰もが知っているあの会社の戦略は、どのように「儲け」に結び付いているのか?企業の経営戦略と会計の仕組みが一度にわかる。
感想・レビュー・書評
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経営戦略の3つの基本
コストリーダーシップ戦略
差別化戦略
集中戦略
小さくても自分がコントロールできる
他所より強い一つのセグメントを発見して
集中して資本を投下する
なかなか難しいかもしれませんが王道は時代が変わっても変わらないのかもしれません。
最近民間の手法を役所でどうやったら取り入れられるのかという視点で経営戦略の本を読んでます。
なかなか自分の置かれた境遇が悲惨なものなのでうまく立ち回ることはできませんが。
もう少し自分の力をつけたらやらなあかんなと思うことが増えて来てます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経営戦略と儲けをクロスして考えられるようになる書籍。
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東2法経図・6F指定:336.9A/Y19n/Kaneda
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差別化とニッチ。差別化は戦う、ニッチは戦わない戦略。ニッチは隙間というよりくぼみ。大企業が手を出さない市場。
アスクルはニッチ。
パナソニックサイクルテックのオーダーメイド自転車。
一休ドットコムのWINWIN戦略。空き室は生物。
帝国ホテルは3箇所しかない。覆面ブランドでクレストホテルを運営。
アメリカには経常や特別損益という概念がない。構造的変化は当たり前のもの。
Canonは累積型モデル、松下は売り切り型モデル。
Canon、エプソンはジレットモデル。
スマイルカーブ=試作品、開発など、とアフターサービスの両極端が利益率が高い。
ソフトバンクは投資会社。ヤフー、ソフトバンクファイナンスの利益が利益のほとんど。その他は赤字。
携帯電話参入の際、黒字を求められて、BBコールを業務委託料付きでベルシステム24に売却した。
TACは前受金で潤う。授業が終わると売り上げにする。
ポイント制は、飛行機は空席を埋めるだけだが、物販は収益圧迫要因になる。
5K(交際費、広告費、交通費、研修費、会議費)は統制可能費。変動費ではない。
優良事業だけでは成長しない。虎屋の羊羹。
牛丼の吉野家。
富士フィルムは富士ゼロックスを取り込んで子会社化。
オリンパスはカメラから医療部門へ。
日清紡は、繊維からブレーキ事業へ。
豊田織機は自動車へ。
ノキアは、製紙パルプ工場だった。コングロマリットを経て通信事業に特化。
旭化成のベンベルグ(キュプラ)は、残存者利益を享受している。
セブンイレブンとイトーヨーカドー。株価が逆転し統合という選択をした。親子逆転。
古河グループは親子逆転を繰り返した。
足尾銅山の古河鉱業→古河電気工業→ドイツのシーメンスと提携→富士電機→電話事業を富士通新規製造として独立→富士通→NC制御で富士通ファナック→ファナック。
リクルートは、リクルートコスモスとリクルートファイナンスの負債を10年以上かけて返済しつづけた。
50%以上持っていれば連結対象。決算を足す。
20~50%は関連会社。関連会社の利益を持ち分分足す。
M&Aは成功しにくい。3割から4割が成功。日本電産。
のれん代の償却方法
以前は一括償却できた(楽天の赤字原因)
対等合併なら発生しない
今は、20年で分割償却。今後は国際会計基準で一切償却しない。毎年時価評価して、評価が落ちたら減損処理する。
そーせい、JSATなどベンチャーは夢とリスクが同居。
近そうで遠いもの 情報通信と金融、基礎化粧品とメイクアップ化粧品、通信と電力
遠そうで近いもの 日本酸素と魔法瓶、医薬品とトイレタリー商品、イトーヨーカドーとセブン銀行
小林一三の阪急 関西学院大学を誘致して逆方向の乗客を確保した。
東急電鉄が慶應大学に日吉キャンパスの土地をほとんど無償で提供した
東宝は宝塚歌劇の興行会社がスタート。その後映画会社の皮をかぶった不動産会社。最近は邦画復活。洋画は松竹、邦画は東宝。
任天堂はキャッシュリッチ。運用が下手。
インデックスは株式リッチ。
差別化高級化は利益率が高い。ユニクロのほうが伊勢丹より利益率が高い。東横インのほうが帝国ホテルより利益率が高い。
損して得取れ。ジレットモデル。キャノンやドコモ。
ポイント制度は、固定費比率の高い企業にはよい。
吉野家、富士フィルム、古河グループの生き延びる戦略。
M&Aシナジー効果。財務諸表ではわからない近さ。 -
会計と経営戦略が関連づけて分かりやすく書いてあり、読みやすい。自分の頭で考えられるように訓練したい。山根節氏の「「儲かる会社」の財務諸表」も読んでみたい。
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顧客の「非日常」をビジネスにする。
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売り上げを上げる会社は、どのようなビジネスモデルで戦略を立てているか・・・だけではなく、極めて現実的に、単価や粗利益など会計上の数字を元に、収益を上げている会社、そうでない会社の収益構造を紐解いている。
収益構造はストックビジネスだったりポイント制を導入したり、はたまた事業のポートフォリオをどう変えていくべきなのか、ライフサイクルをきちんと見極めるべきか、、、などなど検討すべき点を
特に印象に残っているのは、高級vs低価格商品では高級差別化路線が常に生き残るだろうと思っていたが、業界によっては低価格戦略を取ったほうが利益率が高い場合もあるし、高級路線を行く場合にもきちんとしたコスト管理をする必要があるときちんと数字を追ってみるとよくわかった。
会計の知識にも興味が出てきた。 -
ビジネスを理解したり、戦略を練ったりする上で会計の視点が非常に役に立つということが良く分かった。自身は技術者なので経営数値に関することはどちらかと言うと避けて来たがその重要性が理解出来たと思う。
これと経営戦略上有用とされているフレームワークを上手く使えると良いと思った。 -
経営戦略の紹介は非常にベーシックなものだが、会計の数字上にそれがどのように表れて来るかを必ずセットで説明しているという構成は、良いと感じた。
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「損して得取れ」こそが事業そのもの、という記述に目鱗!その損と得を見るメガネがPLでありBSだと納得!