文章がうまくなるコピーライターの読書術
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2010年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532195410
感想・レビュー・書評
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ライティング関連の本といえば、ほとんどは「書くこと」がテーマ。
ですがこの本は「読むこと」がテーマです。
特に印象に残ったのは、紀文のはんぺんの新聞広告。
一読しただけでも「いい文章だな」というのはわかるのですが、その後の解説によって、どこがどういいのか、どう工夫されているのかが論理的にわかります。それには、ただただ「うーん」と唸るしかありません。
読書とは、文字を追うことではない。
細部まで気を使って読み、理解することで、その文章のエッセンスや細かな気遣いに気づくことができる。
そうして得た気づきを応用することで、自分の文章力を高めていくことができる。
そんなことを考えました。 -
名作コピーに学ぶ読ませる文書の書き方」の続編です。こちらも良書です。第八部のために前段がある感じです。
ここ数年で私が一番「はっ」としたコピーである「年賀状は贈り物だとおもう」が取り上げられていてチョット嬉しかった。岩崎俊一さんかぁ。。。(2010.11.26) -
読書術、というよりは作者のオススメ本紹介。
往年の名コピーなどがみられてオモシロイ。 -
Vol.70
ぬるい文章は誰も読まない。ゆでがえる脱出読書法!
http://www.shirayu.com/letter/2010/000135.html -
『名作コピーに学ぶ 読ませる文章の書き方』に連なる、鈴木康之氏のコピーや文章に関する書籍。
本書では、文章(実用文=読んでもらう文章)を書くというアウトプットに向け、インプットのひとつの手法として、どのように、また、どういった視点で「読書」を行うかについて全体を通じて様々に解説されています。
最近、ワタクシがとてもとても興味のある「読書」関連テーマであり、大変参考になる読み方が盛りだくさん。
以下、印象に残った内容。
第2部で触れられている、「読書になる日本の文字」や「1字読み」~「1句読み」あたりは、さすがコピーライターの視点ならではの、言葉、特に日本語の意味や形へのこだわりが現れていて感心しました。
第4部の「酔わせるコピー」。美しいですね。
第6部の比べ読み。いつかはじっくり堪能してみたい。
そして、最後に紹介されている「造句」。とても深い造句。私の生き方にもよい影響を与えてくれる造句です。
総じてみると、文章を読み・文章を書くということは、相手のことを含めて様々に想いを巡らせ、様々な想いを込めて文字に向き合い、人と向き合うこと。これも、一つの重要な要素であるように思います。
本書を含む2冊は、コピー・コピーライターならではの一言一句への熱い想いを背景に、その重要さ、また、その楽しみ方を教えてくれるように思います。 -
うまい文を書くためのトレーニング法と読書術。と、古今の名文紹介。
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これは面白かったし、タメになった。
上手い文章を書く上で、まず読むところから見直して!と。日本語をもっと大切に扱ってよ!と。
納得させられることが多かったし、なにより著者自身がコピーの名手ですから、非常に読みやすい。
引用に使われている本は、ぜひ読んでみたいですね。積ん読が増える一方ですが…(笑)
この本自体も、エンピツとメモを持って、もう一回読み返したい。咀嚼して、中に詰まっているものをちゃんと消化できたら、わたしももうちょっと語覚力が上がるような気がします。 -
古典を味わって読もうと思いました。
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文章が上手くなりたいと思い読んでみることにしました。
文章が上手くなるというよりは、コピーライターって面白そうだなぁって感じる部分の方が大きかったです。
中身はかなり読みやすかったです。さすがコピーライターという感じでしょうか
はぁ~読んだ後から忘れてしまう私。だからダメなんですねぇ、、、反省。。。
はぁ~読んだ後から忘れてしまう私。だからダメなんですねぇ、、、反省。。。