近代文明の誕生: 通説に挑む知の冒険

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532195892

感想・レビュー・書評

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    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    新聞連載や雑誌連載をまとめた内容ということで一つ一つは短い内容ではあるが、読みやすく多くのことを考える機会となった。
    特にフローデルの『地中海』に関する部分は非常に興味深く読み、いずれは読んでみたいと考えている。
    また、『英国議会資料』には非常に感心した。過去から現在までに日本で同じような資料が作成されたという話は聞いたことがない。最近では公的な資料が保管されていないことで多くの問題となっている。もっと国民が参照しやすいデータベースを構築する必要があるのではないかと考えた。

  • 後半いくにつれ引用が増えてちょっと残念だったが、
    参考文献がひとつひとつ出てて、十分におもしろかった。
    最近読んだ本たちがうまいことつながっていく。

    ただ。違うもの張り合わせたから、起承転結とするのは編集無理ある。

    【起】 地中海めぐるヨーロッパとイスラムの攻防。ブローデルの本読みたい。
    【承】 日本は江戸時代に自給自足体制作る。海へ出る→どんどん出る→失敗する→内向的。という流れは白村江、慶長・弘安の役、太平洋戦争と一緒の流れ。フィリピンの特殊性、宗主国へ依存しつつ自立しつつ。インド→イギリス→欧州なモノの流れ。エリックウィリアムズ読みたい。9.疫病と10.金銀おもしろかった。日本の鉱物のこと知りたい
    【転】 陶磁器の本ないかなあ。膨大な「英国議会資料」なぜ京大に?
    【結】 百済の豊章は中臣鎌足だった!仏教・キリスト教などいわゆる最高道徳は日本で自然信仰と結びついた。というより取り込まれた。どちらも講演では受けそうけど、活字にするとちょっと。

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