佐藤可士和のクリエイティブシンキング

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 270
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532197940

作品紹介・あらすじ

従来の教科書的なマーケティングだけでは限界がきていると言われている昨今、「クリエイティブシンキング=創造的な考え方で、問題を解決していくこと」という思考法は、大いに必要とされる重要なスキルのひとつ。問題提起からコンセプトの立案、企画書作成、ミーティングの進め方、プロジェクトの具現化まで、あらゆるジャンルの仕事のプロセスすべてに活用できる。『超整理術』に続く第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 個々の内容はそれぞれ非常に面白いが、前作と比べるとまとまりが乏しい印象
    仕事に近道はなく、趣味や普段の生活での気づきを総動員してデザインしていると思われた
    実際のデザインの例が知っている内容も多く説得力があるし、有名な広告の裏側もしれて興味深い

  • 超・今さらですが、コンサル会社のクリエイティブはうまくいってないと言われがちな中、佐藤可士和さんは唯一のクリエイティブコンサルの成功者と言える人だなぁと思い、何か手法的なところでヒントをもらえないかなぁと読んでみました。
    結果、クライアントとのディスカッションで想いを引き出し→それを整理し→コアバリューを導き出し→クリエイティブ&組織のあり方を最適化する、という流れは自分がやっているものとも共通なので大きく間違っていたり異なっているわけではないんだなと感じました。
    では佐藤可士和さんと自分の違いはなんなのか?というとこですが、あるべき理想像をすごく高い目線でかつ具体的にイメージできるかと、定着させるクリエイティブの強さというところなんだろうな。
    正しいとか間違ってないとかクリエイティブじゃないから、やっぱ最後の飛ばす部分でどんだけやれるかを重視してやっていきたい。

  • クリエイティブ・シンキング、著者の定義は「創造的な考え方で、問題を解決していくこと」。
    本書にはクリエイティブにデザインするためのヒントが散りばめられている。
    デザインと聞くとなんとなく名詞で、図案や意匠を連想するが、辞書でdesignを引くと動詞で「~を設計する」とあり、本書にあるように環境、組織、経営などもデザインの対象となるようだ。
    そうすると個人でも働き方、家庭ひいては人生そのものをデザインすることが大切なのではないだろうかと思えてくる。
    クリエイティブ・シンキング、すなわち「創造的な考え方で、問題を解決していくこと」で人生をデザインする。そう考えるとなんだか前向きで積極的な気分になれる。

    • kiyotchanさん
      なるほど。自分たち一人ひとりが、自分の人生のデザイナーなのですね。真っ白なキャンバスに思い思いの絵を描いて、それが実現できれば素敵ですね。
      なるほど。自分たち一人ひとりが、自分の人生のデザイナーなのですね。真っ白なキャンバスに思い思いの絵を描いて、それが実現できれば素敵ですね。
      2016/07/24
  • 当たり前と言えば当たり前のことが書いてあるのだけど、圧倒的な実績を出している人が言うと説得力がちがう。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/699558

  • 有名企業のブランドロゴやCMのみならず多岐に渡る数々のプロジェクトを手掛けた佐藤氏。どのような”思考技術”でそれが実現できたのか学べます。もやもやした頭をスカッとクリアにしてくれる。制作職でも営業職でも管理職でも、すべてのひとに。

    ・悩んだらどうしたらいい?
    ・心をつかむプレゼンとは?

  • 東京の国立新美術館で開催されている佐藤可士和展に行き興味を持ったため、本を手に取り購入。
    自分の仕事術(マインドの持ち方)に活かせそうな箇所が多々。特に共感を持ち、仕事で活かしていきたいところが以下のところ。

    ・気持ちをこまめにアウトプットすること。"DVDの映像にキャプチャをつけるような感覚"で、日々の思考をアウトプットすること。

    →日々の習慣にもなるし、自分の考えを客観的に見ることができる。

    ・見立てをすること。他のものに例えて、「〇〇みたいなもの」「〇〇に喩えるとこういうこと」でうまく伝わる。本質的なものを捉える力になる。

    →まさに、伝える力。本質を捉えることで簡潔に別のものに喩えられる。一朝一夕にはいかないので、普段からの訓練が本当に大事だと思う。

    ・デザイン=問題を解決するために思考や情報を整理して、コンセプトやビジョンを導き出し、最適な形にしてわかりやすくその価値を伝えていく行為。

    →佐藤可士和さんの捉えるデザインとは。前半はプロセス、後半は結果(アウトプット)を述べていると思うが、プロセスとアウトプット双方に素晴らしいのが佐藤可士和さんなのだと改めて感じた。本質を捉えられていないと「価値を伝えていくこと」はできない。上記の2つを普段から意識して訓練することがデザイン力を養うことに繋がるのではないかと思う。

  • クリエイティブシンキングと言うと難しく感じるかもしれないが、それは前例を疑う事から始めてみたり、物事を何かに喩えてみたりと、練習すれば意外とできる事。
    そうするための日々の考えの持ち方を指南している本です。
    事例も豊富に紹介されておりわかりやすく、気づきを得られる本でした。

  • 色々な本を読み始めてから知ったクリエイターの佐藤可士和さんの本。佐藤さんの本は3、4冊読んでいるけど、毎回新しい発見があって勉強になる。

    【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
    「アイデアが出ない」と音を上げてしまうことがあるかもしれないが、「日常生活で体験したこと全てがアイデアソースになる。ただし、普段からクリエイターの眼でみていないとアイデアは見つからない」

  • あんまり心に残らなかったのですが、要点としては事前にしっかりファシリテーションをした上で関係者間のコンセンサスを固めておくことだと感じました。

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著者プロフィール

■佐藤 可士和(サトウ カシワ)
クリエイティブディレクター。博報堂を経て「SAMURAI」設立。
主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループのブランドクリエイティブディレクション、「カップヌードルミュージアム」「ふじようちえん」のトータルプロデュースなど。
近年は武田グローバル本社、日清食品関西新工場など大規模な空間デザインプロジェクトにも多く従事。
文化庁文化交流使(2016年度)、慶應義塾大学特別招聘教授(2012-2020年)毎日デザイン賞ほか多数受賞。
2021 年春に国立新美術館で「佐藤可士和展」を開催予定。

「2021年 『佐藤可士和の対話ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤可士和の作品

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