会社の老化は止められない。: 宿命にどう立ち向かうか
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2016年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532198039
作品紹介・あらすじ
ベストセラー「地頭力」の著者のリアルな組織論。人生と同じで会社も後戻りできない。絶望的な老化現象を乗り越える解決策とは?
感想・レビュー・書評
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見えやすいものしか考えなくなるという、思考停止の定義には納得ができた。書籍より動画の方がわかりやすい一方で、考えるプロセスをSkipしてしまっているという自身の考えにも合致した。量的な増加が質的な変化につながるというポイントも、ミクロとマクロのあいだでスケールの違いだけでない、質的な変化が現れることと似ていると感じた。
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うちの会社のことか?と思う人はたくさんいると思う。
古い会社あるあるが詰まってる。
一般化して書いてあるのでどこにでもあてはまるような気がしてしまう。
なんだか当たり前すぎてあっというまに読めてしまう。
6章が、それをどう乗り越えるのかというものだがかなり短くてやっぱり難しいのねーと思ってしまった -
自身の職場での出来事がそこかしこに現れる
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時間の流れには逆らうことはできないのか。
不老不死、アンチエイジングなど、人間は古今東西、時代関係なく年齢を重ねることに抗うことを試み続けてきている。
それが、会社も年を取ると言うのが、著者の論理で有り、私たちも感じるところではないだろうか。
しかし、本書の中で書かれていることと、人間が取り組んでいることは同じなのかもしれない。時の流れを逆さまにする事はできず、時の流れを遅くすることができるというものであり、人間のDNAというレベルで見ると世代交代を行う事で、DNAは生き続けることができるのである。
この本は、誰が読めば良いというのではなく、組織人であれば、組織の持つ良さ、弱さを理解できるということから、誰もが読んだ方が良いと思った。