- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532198220
作品紹介・あらすじ
この企業は買い?売り?
□社内結婚が多い
□ホームページに役員の顔写真がある
□スリッパに履き替える
□社長がケチで細かくてメモ魔
□情報開示が頻繁すぎる
□社長が30代
□会議室にホワイトボードがない
□社名がカタカナ
6500人の社長と会い、
成長企業を発掘してきた、
「ひふみ投信」ファンドマネジャーが明かす、
ヤバい会社の見極め方。
「投資先として買いの会社」(ヤバいい)、
「問題がある要注意の会社」(ヤバ悪い)を見分けるコツを、
豊富な体験とデータに基づき解説。
ベストセラー『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の著者が、
より実践的な投資哲学・ノウハウを説いた一冊です。
村上龍氏のコメントあり。
【著者からのメッセージ】
私はこれまでに6500人以上の社長に直接会ってお話を聞いて
きました。会社の本質をこの目で見ることはできませんが、
「神は細部に宿る」という言葉があるように、会社の本質は
社長の話し方、社長室の調度の選び方や置き方など細かい
ところによく表れるのです。
本書は、一般のビジネスマンにとっても、
自社や取引先の成長性を見極めるモノサシとして活用できるはずです。
【構成】
●第1章:会社の性格は社長で決まる
~大成功する会社の社長は、例外なく「ケチ」
●第2章:ブラック企業はこう見抜け!
~投資に適さない「ヤバ悪い」会社の見分け方
●第3章:社内結婚が多い会社は儲かっている!
~急成長する「ヤバいい」会社のヒミツ
●第4章:産卵後に死んでしまうサケでなく、メンドリを探せ!
~ベンチャー企業の成功法則
●第5章:会社を見分ける3つの基準~ナオコの原則
※『儲かる会社、つぶれる会社の法則』(ダイヤモンド社/2013年2月)の文庫化。
90頁程の大幅な加筆・改筆をしています。
感想・レビュー・書評
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巷に溢れるチープな経験羅列本に見えるが、かなり本質をついたものが並んでいると感じます。絶対の法則ではないことには注意ですが、どんな視点で会社を見ると財務三表からは読めない姿に気付けるかのヒントがあります。
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ひふみ投信の著者による、会社の取材を通しての注意点をまとめたものである。
他の方のレビューを拝借すると、この企業は買い?売り?
・社内結婚が多い
・ホームページに役員の顔写真がある
・スリッパに履き替える
・社長がケチで細かくてメモ魔
・情報開示が頻繁すぎる
・社長が30代
・会議室にホワイトボードがない
・社名がカタカナ
のような点が挙げられている。
また、ベンチャー投資についても記載があり、いかに優秀な経営者を見抜くかに腐心している事がわかる。
単に中小型株ベットではなく、経営者の資質に着目した面白い指摘だった。 -
基本的で、人情的なところもあるが、いい会社と成長しない会社の見分け方が丁寧に書かれている。日本人的な部分があるので、すーっと入ってきた。社長をみて仕事してる社員、上司に意見できない風潮、社長が未来を熱く語れない、など、我が社に当てはまることだらけ。古い日本の会社はもう成長しないのかな。
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徹底しているという印象を受けた。
先の読めない投資の世界でパフォーマンスを発揮し続けるには、必要なことだと思う。
数々の細かいサインを逃さない人が成功するのだろう。
内容を実践していけば、見える世界が変わって、新しい発見の連続かもしれない。 -
投資対象として検討する際の企業の本質を見抜くための法則が68上げられて、個人的にこれはいいというものからちょっと違うなというものまで上げられています。コンパクトにまとまっていて面白かったです。
この本で上げれている法則に関しは他の国の企業でもある程度当てはまるようにも思えましたが、個別株に投資をするとすればやはり身近で法則内容を確認しやすい国内企業に適用して検討する方がいいんじゃないかと思いました。 -
2020.5.30 読了
会社のファンダメンタル分析
・「ファンドマネージャーの目14」がよい -
ファンドマネージャーが書いた、企業の見方の本。
財務諸表など数字の話ではなく、定性的にどう見るか、ということに特化しています。
そうは言っても、定性的に良いと思われることでも、数字に落とし込むと蓋然性があるものもあり、目から鱗でした。
全ての会社がこれに当てはまるわけではないと思いますが、30年の経験から導き出されたものであるので、信用できるだろうな。と思いました。