ホンダジェット誕生物語: 経験ゼロから世界一へ
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2018年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532198824
作品紹介・あらすじ
『大空に賭けた男たち ホンダジェット誕生物語』の文庫化。
文庫化にあたって、日本市場投入に関する最新情報を1章分書き下ろし。
新型発売、日本でも販売開始決定!
手探りでジェット機を創り上げた
若きエンジニアたちの苦闘を克明に描く
「家族にも極秘」を指示され、和光研究所の一室で研究が始まってから約30年――。
実際に本物の翼やエンジンを作った経験は皆無というエンジニアたちが、専門書を頼りに開発を始めた。まさに手探りだった。
ホンダはなぜ空を目指したのか。高い壁をどう乗り越えて、商品化に至ったのか。
本田宗一郎が生涯の夢として参入を宣言してから半世紀。二輪車メーカーとして出発したホンダが、ジェット機参入という壮大な野望を実現させた過程をひもとく。
青山の本社から「金食い虫」と陰口をたたかれながらも、ついにホンダジェットを創り上げた若きエンジニアたちの苦闘を克明に描いた傑作。平成29年度住田航空奨励賞受賞作品。
感想・レビュー・書評
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ホンダジェットの誕生の物語。何度も頓挫しながら、事業化もやれるかわからない中、エンジニア達が情熱を捧げながら、戦略を立てながらなんとか事業化に繋げたことに感動を覚えました。人との出会いと人それぞれの熱意、また、得意分野を持つ事はとても大切だと改めて気付かされるお話でした。
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202311
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つくづく、人の大切さを考えさせられる。極秘プロジェクトが極秘プロジェクトで終わることも多いと思う。生存バイアスにかからないよう、冷静に判断しつつ、チャレンジ精神、粘り強さは見習う必要がある。ホンダジェット、応援しています。
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開発とは一朝一夕では出来ない!
積み重ねがあるから今がある。
積み重ねの知見をこれからどう活かしていくかが大事なこと。
いつか、あの時は大変だったけどやった甲斐はあった!
といえることをやっていきたい。 -
ホンダジェット。まさかホンダ創業者の本田宗一郎が飛行機に最も憧れていたのは初耳だった。それにしても自前で作ることを理念とする社風の中で、30年もの長い年月をかけて試行錯誤し作り続けることの大変さ。ビジネスとして成立させることの難しさ。成功まで先が見えない苦しさ。三重苦を抱えたまま仕事をすることは並大抵の厳しさではない。それを乗り越えるための努力は想像に難くない。その凄さがこの一冊の本に凝縮されている。だから、面白い。
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長い時間をかけて奇跡的に世の中にその姿を現したホンダジェットの誕生物語。関わった人々の熱意が伝わってくる。