戦略の世界史(上) 戦争・政治・ビジネス

  • 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (680ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532240073

作品紹介・あらすじ

■大国や大企業の命運をかけた決断から、個人の日常生活におけるさまざまな行動にかかわる意思決定まで。強者か弱者か、職業、社会的地位を問わず、誰もが、あらゆる組織が必要としている戦略。それは、いつから人間の世界に登場し、どのように用いられ、変容してきたのか? 
■聖書の世界から、ペロポネソス戦争、ナポレオン戦争、ベトナム戦争、イラク戦争などの戦争や軍事戦略、そして、革命運動、公民権運動、大統領選挙戦など政治との関わり、さらにアメリカ巨大企業の経営者、経営戦略家によるビジネス革命まで、広大な視野のもとに戦略の変遷を論じる。また、神話、歴史書、文学、哲学、経済学、社会学、心理学、政治学など多様な分野にわたり、人間と戦略の関わりを解き明かし、戦略とは何か、を追究する。
■上巻では、戦略の起源を、聖書、古代ギリシャ、孫子、マキャベリ、ミルトンに探り、ナポレオン、ジョミニ、クラウゼヴィッツ、モルトケ、マハン、リデルハート、マクナマラ、カーン、シェリング、ロレンス、毛沢東などの軍事戦略、トルストイの思想を取り上げ、そして弱者の戦略として政治的な戦略の軌跡を、マルクス、エンゲルス、バクーニン、レーニンなどの革命家、ウェーバーら社会学者の思想に探る。

感想・レビュー・書評

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  • 大書 5部の構成からなっています。
    ①前史
    ②軍事戦略
    ③政治戦略
    ④企業戦略
    ⑤考察(総合)
    著者は、ロンドン大学で、国政政治、核戦略、冷戦、安全保障を扱ってきた、戦争研究の権威
    上巻は、①から③の途中まで

  •  「戦略の本質」もそうですが、戦争という分野における「戦略」を扱った本は多いが、ダラダラと書いている印象を受けてしまう。もっと端的にまとめた方がいい。そして現代の経営理論と比較することまでしてくれればいいのだけれど…
     下巻を読む気がしないので残念

  • キリスト教から中世ヨーロッパの戦争、近代の社会主義まで、登場人物がとった行動を元に、戦略とは何かということを語った本。
    残念ながら、かなり文章が長く、難解に思える。

  • 博覧強記と言っていいのか
    ただ「戦略の」と題打っているので戦略軸でのまとめが欲しい

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著者プロフィール

1948年生まれ。ロンドン大学キングスカレッジ名誉教授。軍事史・戦争学の権威。冷戦や核戦略の歴史についての決定版を書いている他、イギリスのフォークランド紛争に関する政府の公史の編纂に関わったり、イラク戦争の是非を問うチルコット委員会のメンバーを歴任。戦略そのもののアイディアについて決定書を記した。著書にThe Evolution of Nuclear Strategy (Macmillan, 1982, 2nd ed., 1989, 3rd ed., 2003),The Revolution in Strategic Affairs, (Oxford University Press, 1998),Kennedy's Wars: Berlin, Cuba, Laos, and Vietnam, (Oxford University Press, 2000)など多数

「2021年 『戦争の未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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