お役所しごと入門

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 119
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532261856

作品紹介・あらすじ

組織のなかで、減点されずに生き残るには、仕事から逃げ、責任を負わないのが得策です。その見本となるのが「お役所しごと」…。顧客軽視、無責任、コスト意識ゼロの仕事は、どうやって発生するのか、どうすれば直せるのか。スルー社員が増殖していく多くの現場を見てきた会計士が、皮肉をまじえてわかりやすく説きます。

感想・レビュー・書評

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685187

  • ふむ

  • いわゆる「お役所仕事」をアイロニカルに評価。
    ・おっしゃる通りと言ってやらない技術
    ・親身な人からの提案は、なぜ薄味なのか?
    ・派手な人の言動に眼を奪われがちだが、面倒を恐れず、自分で手を動かす覚悟がある人は、地に足がついて、ネガティブでない話し方をする。

  • タイトルとは違って、エッセイ風の現場に違い視点での組織観察論でした。
    「あ〜、これあるある」などと、妙に納得することも、多々ありました。
    自分の属する組織も、お役所化しているのか。
    ただ一言で表現するなら「事なかれ」
    究極はダーウィンの進化論の、「状況適合性」が、組織で安住する秘訣なのかな。
    と、一読後に感じました。

  • タイトルからは想像できないほど、示唆に富んだ内容だった。会社ってでっかくなればなるほど官僚化するんですね。

  • お役所仕事という観点から書かれているのがおもしろい。

  • トーマツOBの独立系会計士である著者が、いわゆる「お役所しごと」を皮肉なトーンで取り上げて会社経営を語ったもの。スタートアップから30人規模を越えてきた成長期にある会社の大企業病を念頭に置いているようです。

    お役所しごとを皮肉る感じなのですが、これが実に的確で愉快。お役人さまや大企業勤務ならば、よくぞ言ってくれた!と膝を打つことでありましょう。

    本人はマジメだがコスト意識がないために無駄な仕事を増やすタイプ、最初から悪意のあるアピール残業タイプなど、よく見る光景が描かれます。


    ○なぜこんなことが起きてしまうかというと、基本的に「お役所しごと」には、時間=コストという概念が存在しないからです。これは、「少しでも効率的に仕事をして利益を最大化しなければいけない」という意識が働きづらい世界であることを示しています。

    ○ところが残念なことに、個人にとっての合理性と組織全体の合理性とは合致しないのです。会社経営は最適な業務効率で考えていかなければなりません。時間=コストだという認識が、お役所のみならず、企業でも欠落していることがあります。
    この場合、経営者の立場としては、A4で1枚程度のものをA3で10枚に化けさせるような社員に、「そんなバカなことはやめろ」と言って止める、あるいはそんなことを続ける社員や組織を排除することが大切な仕事となります。

  • 期待はずれ。だからなにっ程度。

  • 【内容】 
    組織のなかで、減点されずに生き残るには、仕事から逃げ、責任を負わないのが得策です。その見本となるのが「お役所しごと」…。顧客軽視、無責任、コスト意識ゼロの仕事は、どうやって発生するのか、どうすれば直せるのか。スルー社員が増殖していく多くの現場を見てきた会計士が、皮肉をまじえてわかりやすく説きます。 (「BOOK」データベースより)

    【感想】  
     確かにと思わせる組織論・仕事論。「組織は効率よりも大きさが大切」「顧客を正しく待たせる法」「責任を取らされない働き方」「決められた予算は使い切る」「日本の組織は「バカ殿構造」」どの章も、「お役所しごと」を参考に、あるべき組織・仕事の姿を描いている。
     そもそもお役所で働いている身としては、「お役所しごと」への指摘にコメントしにくいが、心に留めておきたい内容は多い。
     確かに「お役所仕事」と言われないような、組織感覚・仕事感覚は、必要であることは間違いない。そういったイメージを変えていきたい。
     

  • 正しい分析だと思います!

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