- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532263300
作品紹介・あらすじ
☆ペペロンチーノ、ハンバーグと、新書1冊まるまる使って、究極の1品を探求する衝撃のレシピ本、ついに最新作が登場! 今回はチャーハンだ。調理温度はどうするのか? 油の使い方は? 鍋をあおってはいけない!?……。 絶品のパラパラ状態を実現させるため、著者の格闘が続く。
☆実験に実験を重ね、また料理人にも取材をするなどして、編み出した究極の調理法とはいかなるものか。レシピそのものが参考になるのはもちろん、レシピにたどり着くまでの試行錯誤の模様も詳細に記す。そのプロセスそのものが、読み物として面白い。
☆読んで楽しめて、つくって役に立つ。あなたも絶品チャーハンの秘密に迫ってみませんか。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
「パスタ」「ハンバーグ」に続く、
日本一長いレシピ本の第三弾です。
今回は「究極のパラパラチャーハン」を作ることに
邁進します。
なぜチャーハンは「パラパラ」でなければいけないのか。
それはある程度の年代の方ならわかる「美味しんぼ」
の影響です。
「パラパラ」感を出すには直火を操れないといけないと
指摘した主人公は、まさしく火に直接ご飯が当たるくらい
にフライパンを大きく振ってみせます。
「本当にこんな動きが必要とされるのか」
「直火にご飯を当てて油を飛ばさないと本物のチャーハンと言えないのか」
ちょっとでもチャーハンを作ったことがある人なら
思い至る疑問に答えてくれる、本当の究極のグルメ本
です。 -
このシリーズ相変わらず面白い。面白いが……ちょっとあの偏執狂的なこだわりが薄くなっているような。。。
いや、面白い。面白いんだけどね。 -
チャーハン好きだし時々作るけど、いつもうまくいかない。作り方はこうだ。
1. フライパンに油を入れて煙が出るまで加熱
2. ネギ・チャーシュー等を入れて炒める
3. 卵を投入した後、ごはん投入
4. 炒める
5. 塩・胡椒・醤油投入
6. 炒めて完成
その結果、ねちゃねちゃしたチャーハンが完成する。敗因はわかっている。卵とご飯の投入後、フライパンの底に卵がこびりついてしまうからだ。ご飯がなめらかな鉄面に接していないと、フライパンをあおることもできない。どうしたらパラパラのチャーハンができるのか?
手っ取り早く結論が知りたい、という人は末尾のレシピを読めば済むと思う。しかしこの本の魅力は、結論に至るまでの試行と思考の錯誤にある。中華鍋の種類は?ご飯は炊き立てか?冷ご飯か?ネギの切り方は?炒める順番は?その時の中華鍋の温度は?一貫したテーマは、「調理開始から完成までの間、いかに中華鍋の温度を維持するか?」だ。どこまでも論理的にパラパラのチャーハンを追求していく様がおもしろく、読んでいて納得もできた。
著者は過去の文献をあさりつつ試行錯誤を繰り返していて、そこから浮かび上がる考察も大変興味深い。米の品種の変遷と昭和後期以降の本物志向はチャーハン調理にどう影響したか?「日本のチャーハン調理史」とでも言えそうだ。
さて、この本を読むと試さずにはいられない。家に中華鍋はないので鉄フライパンでやるしかない。家にある食材で可能な限りレシピを再現してみたところ、あらビックリ!こんなパラパラチャーハン出来たの初めて!卵の使い方がすごく効いてる!こびりつかない! -
なぜか美味しくつくれない。
それが私にとっての家庭チャーハンだ。
インターネットでコツを読んで実践しても、自分なりに試行錯誤してみても、なぜかイマイチ。
まずくはないが、決して美味しくない。
そんなチャーハンジレンマから脱したくて読んだ1冊。
世界一長いレシピ本の -
世界で一番長いレシピシリーズの3作品目である。
パスタ、ハンバーグときてチャーハンである。
パラパラの秘密はそこにあったのかと感心した。
次はぜぴ「チャーシュー道」をお願いしたい。 -
フレンチの水島弘史シェフがTVでお話されていた、弱火での中華
https://kumiko-jp.com/archives/48217.html
でのチャーハンを見て、その後家事えもんのチャーハンも見てチャーハン作りが好きになったのだけど
真逆な
卵コーティング必須、強火上等
なのだね本書は
つかシンプルに卵と塩と言う割には鍋に米にこだわり
まーその人の道だからなー
とりあえず米を鍋に押し付けてみます -
東2法経図・6F開架 B1/9/330/K
-
家庭でパラパラのチャーハンを作るには?さまざまな説があるその作り方を鍋、油、ご飯、ネギ、玉子などの道具と材料、作り方に関して多くの検証を重ねることで最良の答えを導き出す。新書一冊でチャーハンの作り方を追求する徹底ぶりに関心する。