男のチャーハン道 日経プレミアシリーズ

著者 :
  • 日本経済新聞出版
3.17
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本棚登録 : 86
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532263300

作品紹介・あらすじ

☆ペペロンチーノ、ハンバーグと、新書1冊まるまる使って、究極の1品を探求する衝撃のレシピ本、ついに最新作が登場! 今回はチャーハンだ。調理温度はどうするのか? 油の使い方は? 鍋をあおってはいけない!?……。 絶品のパラパラ状態を実現させるため、著者の格闘が続く。

☆実験に実験を重ね、また料理人にも取材をするなどして、編み出した究極の調理法とはいかなるものか。レシピそのものが参考になるのはもちろん、レシピにたどり着くまでの試行錯誤の模様も詳細に記す。そのプロセスそのものが、読み物として面白い。

☆読んで楽しめて、つくって役に立つ。あなたも絶品チャーハンの秘密に迫ってみませんか。

感想・レビュー・書評

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  • ここまで細かく考察する!?と思いながら読んでました。
    でも、家庭で作るのに全卵ではなく白身ちょいのこしの黄身は厳しいなぁ…
    読みものとしては面白いけど、旦那にこれ参考に台所に立たれたら迷惑!

  • 「パスタ」「ハンバーグ」に続く、
    日本一長いレシピ本の第三弾です。

    今回は「究極のパラパラチャーハン」を作ることに
    邁進します。
    なぜチャーハンは「パラパラ」でなければいけないのか。

    それはある程度の年代の方ならわかる「美味しんぼ」
    の影響です。
    「パラパラ」感を出すには直火を操れないといけないと
    指摘した主人公は、まさしく火に直接ご飯が当たるくらい
    にフライパンを大きく振ってみせます。

    「本当にこんな動きが必要とされるのか」
    「直火にご飯を当てて油を飛ばさないと本物のチャーハンと言えないのか」

    ちょっとでもチャーハンを作ったことがある人なら
    思い至る疑問に答えてくれる、本当の究極のグルメ本
    です。

  • ふむ

  • このシリーズ相変わらず面白い。面白いが……ちょっとあの偏執狂的なこだわりが薄くなっているような。。。
    いや、面白い。面白いんだけどね。

  • チャーハン好きだし時々作るけど、いつもうまくいかない。作り方はこうだ。

    1. フライパンに油を入れて煙が出るまで加熱
    2. ネギ・チャーシュー等を入れて炒める
    3. 卵を投入した後、ごはん投入
    4. 炒める
    5. 塩・胡椒・醤油投入
    6. 炒めて完成

    その結果、ねちゃねちゃしたチャーハンが完成する。敗因はわかっている。卵とご飯の投入後、フライパンの底に卵がこびりついてしまうからだ。ご飯がなめらかな鉄面に接していないと、フライパンをあおることもできない。どうしたらパラパラのチャーハンができるのか?

    手っ取り早く結論が知りたい、という人は末尾のレシピを読めば済むと思う。しかしこの本の魅力は、結論に至るまでの試行と思考の錯誤にある。中華鍋の種類は?ご飯は炊き立てか?冷ご飯か?ネギの切り方は?炒める順番は?その時の中華鍋の温度は?一貫したテーマは、「調理開始から完成までの間、いかに中華鍋の温度を維持するか?」だ。どこまでも論理的にパラパラのチャーハンを追求していく様がおもしろく、読んでいて納得もできた。

    著者は過去の文献をあさりつつ試行錯誤を繰り返していて、そこから浮かび上がる考察も大変興味深い。米の品種の変遷と昭和後期以降の本物志向はチャーハン調理にどう影響したか?「日本のチャーハン調理史」とでも言えそうだ。

    さて、この本を読むと試さずにはいられない。家に中華鍋はないので鉄フライパンでやるしかない。家にある食材で可能な限りレシピを再現してみたところ、あらビックリ!こんなパラパラチャーハン出来たの初めて!卵の使い方がすごく効いてる!こびりつかない!

  • なぜか美味しくつくれない。
    それが私にとっての家庭チャーハンだ。

    インターネットでコツを読んで実践しても、自分なりに試行錯誤してみても、なぜかイマイチ。
    まずくはないが、決して美味しくない。
    そんなチャーハンジレンマから脱したくて読んだ1冊。

    世界一長いレシピ本の

  • 世界で一番長いレシピシリーズの3作品目である。
    パスタ、ハンバーグときてチャーハンである。
    パラパラの秘密はそこにあったのかと感心した。
    次はぜぴ「チャーシュー道」をお願いしたい。

  • フレンチの水島弘史シェフがTVでお話されていた、弱火での中華
    https://kumiko-jp.com/archives/48217.html
    でのチャーハンを見て、その後家事えもんのチャーハンも見てチャーハン作りが好きになったのだけど
    真逆な
    卵コーティング必須、強火上等
    なのだね本書は
    つかシンプルに卵と塩と言う割には鍋に米にこだわり
    まーその人の道だからなー
    とりあえず米を鍋に押し付けてみます

  • 東2法経図・6F開架 B1/9/330/K

  • ‪家庭でパラパラのチャーハンを作るには?さまざまな説があるその作り方を鍋、油、ご飯、ネギ、玉子などの道具と材料、作り方に関して多くの検証を重ねることで最良の答えを導き出す。新書一冊でチャーハンの作り方を追求する徹底ぶりに関心する。‬

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著者プロフィール

1977年、神奈川県生まれ。関西大学社会学部教授。専攻は福祉社会学、家族社会学、子ども社会学。著書に『はじき出された子どもたち』(勁草書房)、『「戦争孤児」を生きる』(青弓社)、共編著に『孤児と救済のエポック』(勁草書房)など。

「2023年 『社会的養護の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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