- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532264291
作品紹介・あらすじ
ハザードマップから建物の要注意箇所まで
あなたの命と資産を守るため、これだけは知っておきたい!
想定外の自然災害が毎年のように襲来する時代に、
私たちは住まいとどう向き合うべきなのでしょうか。
ハザードマップの探し方・読み方に始まり、
土地のリスクの見分け方、
一戸建てやマンションを購入する際の注意点、
減災のための事前対策、
万一被害に遭ってしまった時の対処法まで、
不動産のプロたちが徹底指南します。
大災害時代 住宅選びの常識は様変わり!
○近年、これまで想定しなかったような台風や風水害が、繰り返し襲来する時代になってきました。気候変動リスクが高まる中で今後も大型の自然災害が懸念されています。
○住宅の耐震・防火対策に比べると、風水害対策は心許ない状況です。いざ被害にあったとしても自己責任が原則で、国や自治体の救済策は頼りにできません。
○本書は未曾有の気候リスクの時代に生きる私たちが、マイホーム購入や居住する街や土地を選ぶ際、最低限知っておくべきこと、自助・共助の予防策として手がけておくべき要点を解説します。
○著者は中立的な立場での住宅診断やマンション管理コンサルティングを長年手がけてきた、さくら事務所のプロチームです。数々の現場事例を盛り込み、本当に役立つ災害対策を指南します。
感想・レビュー・書評
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ちきりんさんがブログの中でお勧めしていた本。
施主として一戸建ての注文住宅を建てて以来、住宅に関する本を読むことも多くなった。「住まいの解剖図鑑」などは間取りなどを考える上で非常に役に立ったが、この本にも重要なことがコンパクトにまとめられており、有用な本であると言える。
私自身のことで言えば、購入予定地の「ハザードマップ」は確認しており、少し危険土地は避けていたことを思い出した。幸い、水害や土砂崩れのリスクの低い土地が見つかったので今はそこに住んでいる。
ただ、国土地理院が発行している地図のことなど、当時知らなかったことも多く、知っていたらそれらも参照していたであろうことは間違いない。
不動産を購入する前にこういった本を読むことや、ハザードマップなどを確認することは、今後の支払う金額や安心を考えるとむしろせずにはいられないレベルの話であるかと思う。
特に最近は台風などによる水害や風害も発生することが多く、以前にも増してリスクを知ることの重要性は増している。住宅購入を考えている人は是非とも読んでほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハザードマップは確認しよう
2019年の台風による洪水についても述べられている
二階のバルコニーの排水口が詰まり、屋内へ浸水することもある。家本体とバルコニーの継ぎ目からの浸水のリスクもある。 -
ふむ
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主に水害に関する本。
下水:分流式と合流式があり、分流式がよい。23区はほとんど合流式。
バルコニーは掃除する。 -
マンションだけでなく、戸建てについても色々と書かれていた。
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自然災害に着目した住宅選びガイド。ガイドに適合する住宅はどの程度あって、どの程度一般的な住宅より高いのだろうと気にはなりつつ
・ハザードマップのチェックは必須
・サンズイNG、台地は安全と思われがちだが近隣との高低差で水が留まる場所か否かが重要
・メンテナンス、保険、掃除で備えるべし
・マンションの地下室、地下設備はリスク高
・戸建の基礎は家を自ら守るもの
等、家を買おうか考える際に不動産屋さんや住宅メーカーが語ってくれなかった考慮点が盛りだくさん。 -
家を買うときに再読したい
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まずまずかな
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ちきりんさんのブログで紹介されていたので読みました。
まずは災害に強い土地に住宅を建てることの大切さ。そして、そうでない土地に住宅を建てる場合でも、対策によって災害による被害を最小限に防げることを学んだ。
例えば屋根の形ひとつとっても外壁の劣化具合が変わったり、ベランダの排水溝を定期的にきれいにしておくことで漏水を防いだり、マンションであれば管理組合で防災マニアルを制定し、定期的に防災訓練を行う事が重要であるなど、参考になる情報がたくさんあった。
この本を読むと、マイホームを持つ事の責任を重く感じた…。しばらくは賃貸住まいの予定だけど、マイホームを考えるときにはもう一度読み返したいと思った。