あなたが投資で儲からない理由

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 178
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532264635

作品紹介・あらすじ

「儲からない」にはちゃんと理由がある! 

長期投資なら損をしない、ローリターン商品のほうがローリスク、
配当狙いは愚者の選択、初心者は個別株より投資信託から、      
安い時に買って高い時に売ればよい、まずプロの意見を聞くべき、    
株価に一喜一憂してはいけない…… 

「投資2年生」はそんな巷に流布する”常識“を信じ込みがち。
でも、これらは実は思い込みに過ぎないものも。 

世間に蔓延する「間違った常識」を一刀両断し、 
自分の頭で考え、“儲かる投資”につなげるための心がまえを教えます。

感想・レビュー・書評

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  • 投資について、難しすぎはしないがある程度知識がある人はサラッと読めるが、学ぼうという人向きではない。
    ただ、学ぶ(知識を入れる)ことと、やらない方がいいこと(不要なこと)の区別については
    なんとなく理解できる面白いものだった。

    そもそもの心理の働きで間違った思い込みがあること
    はなるほどと思えたし、自分で知ろうと努力しないとダメだ(当然)ということが確認できた。
    良いことであれ悪いことであれ自分で調べなくてはダメ、人が言っていたからという理由で所有するなんてダメに決まっているのに…ね。
    投資家だって投資のプロだって全てを勝ち続ける事は出来ないんだから、自分でちゃんと調べてその時の判断基準をしっかりと持てば、儲けられた理由も損失を出した理由も納得出来るだろう。

  • 本格的に投資を始めて10年近く、波風はそれなりに経験したが、振り落とされず少しは果実を頂いている。

    自分の数少ない経験からも本書に記されている事の多くには実感を伴って納得できる事が多い。これから投資を始めよう、あるいは自分の投資に対する姿勢を見つめ直そうと言う人にとっては最良の書だと思う。

    ただ、個人的にはそうだよねとうなづける点は多かったが、新しい知見が得られたという点では少し物足りなかったかもしれない。

    投資始めると世の中の動きや経済を勉強するようになる利点もあると言われるが、このジャンルの本を読む楽しみも増える

  • 証券会社での仕事の経験があり、経済コラムニストである著者が証券投資において常識とされていることについて正しい認識と投資における心構えについて書いた一冊。

    本書を読んで投資について自分の思っていたことが誤解であるという気付きを得る部分が多くありました。
    投資と投機、長期投資、分散投資や積立投資など世間で得だと言われている投資法についてどういった場合に効果を発揮するのかという正しい知識を身につけることができました。
    また、投資信託や債券、保険といった金融商品についての思い込みについても正しい知識を得ることができました。

    そんな本書の中でもターゲットイヤーやテーマ型投信に潜む危険性や株式の価値の本当の意味や外貨と外国資産の違い、日本と米国での配当に関する税制の違い、iDeCoの選び方などは印象に残り勉強になりました。
    また、巻末には参考図書なども掲載されておりそちらも興味が湧きました。

    本書全体を通して人に頼らず自分で勉強することと自分の頭で考えて判断することの2つが投資する上で一番大切なことであるということを感じました。
    余裕資金で長い目で勉強しながら相場と付き合っていくことが投資で勝つために大切な心構えであるとも感じ、証券投資に対する考え方が変わった一冊でした。

  • 投資の本質がシビアに書いてある。
    頷き過ぎて首が痛い。


    先が見えない不安と付き合うのが、投資。
    結果が不確実なもの、先の見えないものが、株式市場、そのため余計に感情の振り幅が大きくなりがち。

    株価が上がるのは買いたいけど、買えない人が多い時。株価が下がるのは買いたいと思った人がみんな買ってしまって買いたいパワーがなくなったから。そんな時は誰もこれ以上は上がらないとは言わない。なぜなら買った人は自分の持ち株がもっと上がって欲しいと思うから。

    長期投資は分散投資と組み合わせてこそ効果がある。また値動きの性質の異なるものに分散投資しなければ意味がない。

    1番投資価格しいのは(売った株がその後上がったこと)と(下がっているときにお金がなくて買えない)ことだと言う。
    これを避けるには
    ①暴落時に怖くなって慌てて売らないこと
    ②常に買い増しができるように一定の現金は持っておくこと
    が大切だと言える

  • ・長期投資ならリスクは小さくなる
    ・リスクの大きいものはリターンも大きい
    ・積立投資は最強の投資法
    ・株価に一喜一憂してはならない
    …など、これらの「よく巷で言われること」が、なぜ誤りや誤解を含むのか、ちゃんと説明できないならば必読です。

    基本的には一般的な投資の原理原則について解説されている本なのですが、きちんと背景情報や考え方までやさしく書かれています。初学者よりも、実際に運用している方の方が刺さるかもしれません。

  • 大江さんの著者&セミナーは明快、痛快で非常に面白く、ためになる。

    最近、SNSでもよく取り上げられていて、つみたてNISAの認知度が上がっているが、そもそも投資とは何?…何のために、どうすれば?と不安、疑問を抱いている方にオススメの一冊。

  • 王道の積立投資を違う角度から
    提言しているので勉強になる。

    今まで良いと盲目的に思っていたことを
    少し考えさせるきっかけになる本。

    自分でしっかりと判断するこっちゃ。

  • 衝撃的なタイトルに気を引かれて読んでみた。ノウハウが有るので購入
    常識的な事柄が殆どだが、迷った時に読み返したい一冊
    詳細株知識に入力

  • 第1章 「儲からない」には理由がある/第2章 投資の“常識”に潜む罠/第3章 株で儲かる人・儲からない人の境界線/第4章 投資信託は罠だらけ/第5章 債券、外貨、保険…ここにもある勘違い/第6章 後悔しないための5つの原則

  • 積立はこれから上がるというタイミングでは不利
    リスクを負う覚悟がなければ20年前のアマゾンは買えない

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著者プロフィール

経済コラムニスト/㈱オフィス・リベルタス代表
1952年、大阪府生まれ。大手証券会社で個人資産運用業務や企業年金制度のコンサルティングなどに従事。定年まで勤務し、2012年に独立後は、「サラリーマンが退職後、幸せな生活を送れるように支援する」という理念のもと、資産運用やライフプランニングに関する講演・研修・執筆活動を行なっている。『定年前、しなくていい5つのこと』『お金の賢い減らし方』(ともに光文社新書)、『知らないと損する年金の真実』(ワニブックスPLUS新書)など、著書多数。

「2023年 『50歳からやってはいけないお金のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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