煬帝 上

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532280093

作品紹介・あらすじ

北周の重臣の子として生まれた楊広(煬帝)は、利発で美しく、周囲の期待を一身に集める少年だった。だが、その心底には誰にも見えない闇が…。中国史上最凶の暴君の生涯を、壮大なスケールで描き、第1回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞した歴史大作、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 塚本靑史 「 煬帝 」

    楊堅、楊広による恐怖政治の悲劇的末路を描いた小説。皇帝の権威の無意味さを感じる。


    楊堅、楊広とも 皇帝自身が 暗殺への恐怖から 精神が病み、酒女に溺れ、側近のクーデターにより 皇帝の権威を失っている

    跡目を巡る家族内の争い、鮮卑系内(楊と宇文間など)の出自を巡る家と家の争いが絶えず、暗殺される前に 処刑する という人間不信が 恐怖政治を作っている気がする


    皇帝の妻妾を 皇帝の権威の象徴とし、皇帝の権威が 後継者に移る際に 前皇帝の妻妾も引き継ぐ レビレイト婚を強調している


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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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