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- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532280093
作品紹介・あらすじ
北周の重臣の子として生まれた楊広(煬帝)は、利発で美しく、周囲の期待を一身に集める少年だった。だが、その心底には誰にも見えない闇が…。中国史上最凶の暴君の生涯を、壮大なスケールで描き、第1回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞した歴史大作、待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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塚本靑史 「 煬帝 」
楊堅、楊広による恐怖政治の悲劇的末路を描いた小説。皇帝の権威の無意味さを感じる。
楊堅、楊広とも 皇帝自身が 暗殺への恐怖から 精神が病み、酒女に溺れ、側近のクーデターにより 皇帝の権威を失っている
跡目を巡る家族内の争い、鮮卑系内(楊と宇文間など)の出自を巡る家と家の争いが絶えず、暗殺される前に 処刑する という人間不信が 恐怖政治を作っている気がする
皇帝の妻妾を 皇帝の権威の象徴とし、皇帝の権威が 後継者に移る際に 前皇帝の妻妾も引き継ぐ レビレイト婚を強調している
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