ミュージアムが都市を再生する: 経営と評価の実践

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 89
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532310929

作品紹介・あらすじ

多彩な人材と産業を引き寄せ、地域の潜在力を掘り起こす-ミュージアムは社会を変革する起爆剤だ!+経済人も文化人も行政関係者も必読。美術館や博物館など文化施設の存在価値を経済的視点から解き明かし、これからの経営戦略と正しい評価手法を示す。

感想・レビュー・書評

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  • 美術

  • ミュージアムの経営について、そして日本の都市経営や国家への意味について体系立って論じた書籍。まず、ケースの量が非常に多く分かりやすい。第二に、視野は資本主義の未来や都市についてまでを含んでいる非常に広大なもので洞察力に富む。第三に、ミュージアムという最も経営が困難な産業を解説することで、経営学や行政評価の参考書としても良書になっている。文句なしの☆5つ。

  • 2冊

  • 課題図書。第1章が特におもしろい。

  • 博物館の運営を経営的な視点で見た本。独法化の中で、博物館も自分で経営していかなければならなくなってきた。博物館が設けるという感覚はなかったが、読んでいく中で博物館の可能性を感じた。博物館自身で儲けを出し、円滑な経営を進めるだけでなく地域活性化に一役買うかもしれない。この本を読んで博物館への認識が変わった。

  • 著者の一人である上山氏は行政経営改革の第一人者であるが、やみくもな効率化論や民営化論は本書では採られていない。むしろ、ミュージアムの社会的意義を高く評価し、その役割を非常に広く捉えた上で議論が展開されている。
    http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20070329#p1

  • 2008/2
    ミュージアムというものはあまり日本社会では重要視されていない。ただ、海外の例などを見本にとり、これからの文化行政について、自治体だけでなく民間の力を使ってもっと活性化すべきと述べている。

  • 分類=博物館・美術館・まちづくり。03年12月。

  • 勉強になり、面白い本です。

  • 読んでないけど読みたい本。

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著者プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部教授。
専門は、企業の経営改革、行政評価、行政経営。
京都大学法学部卒業、プリンストン大学大学院(公共経営学修士)修了。運輸省(現・国土交通省)、マッキンゼー(共同経営者)、米ジョージタウン大学研究教授、慶應義塾大学特別研究教授等を経て2007年より現職。大阪府・市特別顧問、愛知県政策顧問、新潟市都市政策研究所長、国土交通省政策評価会座長等を兼務。
主要著作に、『政策連携の時代』(日本評論社、2002年、第1回日本NPO学会賞受賞)、『ミュージアムが都市を再生する』(共著、日本経済新聞社、2003年)、『行政の経営分析 大阪市の挑戦』(共著、時事通信出版局、2008年)、『行政の解体と再生』(共著、東洋経済新報社、2008年)、『自治体改革の突破口』(日経BP社、2009年)、『公共経営の再構築』(日経BP社、2012年)など。

「2012年 『公共の経済・経営学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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