ザ・ディマンド: 爆発的ヒットを生む需要創出術

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532318185

作品紹介・あらすじ

あなたの製品は「感情」を揺さぶるか?マグネティックな「魅力」に溢れているか?「ドラッカーの再来」が教える爆発的大ヒットの6つの法則。

感想・レビュー・書評

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  • 設計・開発の分野で米国企業の先を行っていた日本企業ですが、実際に世の中に広まった製品はアメリカの企業なんてことありますがその例としてのソニー・リーダーとアマゾン・キンドルの例やアメリカの大手レンタルビデオチェーン店のブロックバスターでビデオを借り、その後の延滞料金で悩んだリード・ヘイスティングスさんが創設したネットフリックスの話等、ビジネスが誕生したきっかけや競合が衰退した原因等が描かれており、とても為になる本です。

  • アイデアだけではヒット商品・サービスは生まれない、それを具現化するためのヒントとなる本。

  • あなたの製品は「感情」を揺さぶるか? 顧客の需要を創造し、爆発的大ヒットを生み出す「6つの法則」を伝授する。

    序 需要のミステリー
    1 マグネティック―機能面と情緒面の「魅力」が需要を生み出す
    2 ハッスル・マップ―時間とお金をムダにする「欠点」を明らかにする
    3 バックストーリー―「見えない要素」で魅力を強化する
    4 トリガー―人々を「夢中」にさせ、購買の決断を下してもらう
    5 トラジェクトリー―魅力を「進化」させ、新しい需要層を掘り起こす
    6 バリエーション―「コスト効率の高い製品多様化」を図る
    7 ローンチ―需要のアキレス腱に注意する
    8 ポートフォリオ―シリーズ化には高いハードルがつきまとう
    9 スパーク―需要の未来はこうして見つけよ!

  • いかにしてディマンドを生み出し、サービスをヒットさせるかのヒントが満載。

  • 人々がどこかで欲しているもの (ディマンド)を、目に見える形にまとめて提供することができる人をディマンドクリエーターという。
    顧客のことを常に考え、最良のサービスを生み出す。
    それができると、そのサービス、製品は、急激に売れる。
    ジップカー(カーシェアリング)、ウェグズマン(食料品専門店)、ブルームバーグ(金融情報端末)、ケアモア(高齢者に特化した医療サービス)、ネットフリックス(郵送ビデオレンタル)など、アメリカの各種サービスが、なぜ爆発的に顧客に受け入れられたかを、創業者の想いを伝えながら丁寧に詳細に語られている。
    この本に登場するすべての起業家とその努力に感動したが、特にブルームバーグのストーリーには心揺さぶられた。

  • ビジネス書。プロジェクトマネージャーや、経営者向きの一冊。仕事をする上でどうしてもつきまとう「それに需要はない」という問題に、成功者たちはどうやって取り組み、需要を喚起したのかという内容。


    この系統のビジネス書は極論してしまえば「調査が大事」「常に改善していこう」の2つだと思う。それをいろいろなエピソードを交えて面白く論じることができるかどうかが鍵。この本の場合、カーシェアリング事業からコンサートホールまで、結構具体的に試行錯誤の過程が描かれていて、それが面白かった。あと、成功物語を読むことで、テンションが上がるという利点もある。


    個人的にはディマンド(ハッスルなど)という概念が目新しいものかというと、別にそうではないかなぁと思うのだけれど、ケーススタディを気軽に学べるという点で、読んでいて利益になる部分が多い。あと、この考えを、自分が働いている職場に置き換えてみるのも楽しい。

  • ざっと読んだけど、事例多し。ポイントだけ拾いたいなら、最初の数頁にあり。オーソドックスでキラリと光る良本。ポイントだけ再読しよう。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:336.1//SL

  • 新商品の失敗を体感した後に刺さる。
    要点(備忘録的に)
    ├1.1 Magnetic - Kindle
    ├1.2 Hassle Map - イライラ、不便
    ├1.3 Backstory - 見えない要素-基礎技術やインフラ
    ├1.4 Trigger - ネスプレッソの試飲販促
    ├1.5 Tragectory - 「実際役に立つ」質の向上
    ├1.6 Variation - 平均的な顧客→要因別の影響分解
    ├1.7 Launch - 世に出して失敗 Tesco Fresh&Easy 成功に影響する7傾向
    │ ├1.7.1 致命的な欠陥を探求する
    │ ├1.7.2 組織内で競争する
    │ ├1.7.3 ユニークであるための模倣
    │ ├1.7.4 感情に訴えるものを提供する
    │ ├1.7.5 ユニークな組織の均一化
    │ ├1.7.6 自信と恐怖心の巧妙なバランス
    │ └1.7.7 成功は一日にしてならず - 連続的な攻撃
    ├1.8 Portfolio 最大数の良質なアイディア×最小限の選択=最良の確率
    └1.9 Spark - 偉大な挑戦

  • ディマンド(需要)を創出するには、6つのステップがある。
    1、マグネティック(機能面と情緒面の「魅力」が需要を生み出す)
    2、ハッスル・マップ(時間とお金をムダにする「欠点」を明らかにする)
    3、バックストーリー(「見えない要素」で魅力を強化する)
    4、トリガー(人々を「夢中」にさせ、購買の決断を下してもらう)
    5、トラジェクとリー(魅力を「進化」させ、新しい需要層を掘り起こす)
    6、バリエーション(「コスト効率の高い製品多様化」を図る)

    行き詰まり、決断できないときは、顧客にとってよりよいものは?という原点に戻って考える。

    ジップカーの「密度」、ネットフリックスの「配送速度」と同様に、「トライアル」はネスプレッソのディマンド沸騰に不可欠のトリガー。

    ある種の平均的、典型的顧客を惹き付けるための製品はムダ。
    過剰、不足、完全な過ちをもたらす。

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