全員経営: 自律分散イノベーション企業成功の本質

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532319847

感想・レビュー・書評

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  • 全員経営を日本経営のアイデンティティとしているところがよい。
    応用を必ずする、

  • 悩んでいる私には参考になった

  • メンバー全員が自分の領域を勝手に区切らずに自律的に動き出すのが自分の理想の組織。そんな思いにヒントを与えてくれた。

  • かつての日本企業の強さの秘訣がこの全員経営ないし自律分散型組織だったと思うが、今はいろんな条件が整わないとこれの実現が難しい時代になった。それでもこのような組織づくりをしたい場合にどうすればいいのか、その示唆を与えてくれる一冊。 和田

  • 社員一人一人が経営者の感覚を持ちながら仕事をする。
    中小企業で働いている人にとっては常日頃意識しなければならない事だと思います。JAL、ヤマト運輸、セブンイレブン等の大企業を例にどうやって”全員経営”を成し遂げられたが書かれていますが、最終章で取り上げられている企業の事例は素晴らしいです。社員の幸せやノルマやホウレンソウのない会社。。。世の中には色々な企業があるものです。

  • 前半だけでOKなので再読必須!!

    ●JAL 同じ立場。涙。
    ・稲盛氏は「倒産した!」という意識が極めて希薄だったことに驚いたといいます。

    ・人間として何が正しいかで判断する。各人が考え、行動する

    ・費用の見える化。整備現場で軍手88円等の値札をはり、コスト意識を植え付ける。10円削減できた!など浮いたお金を開示。


    ●ヤマト運輸のまごころ宅急便
    お年寄りを見守るのをいつも顔を出す配送員が行うビジネスモデル。
    普段からその家まで行ったので、相乗効果! 自治体と手を組んだエコシステム!!
    また、その気付きがすごい。ヤマト運輸の配達員(セールスドライバー)が、普段配送している家庭のいつものおばあちゃんが元気なく、顔をみせてくれないと思ったら3日後に孤独死が発見された。
    自分が最後に会った人かもしれない。
    なんとかしなければ!できるかも!
    俺にもできるなんかがあるんじゃないか?

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:335.04//N95

  • 「全員経営」といえば、松下幸之助の
    「衆知を集めた全員経営」や稲盛和夫
    の「アメーバ経営」が有名だが、本書
    は、欧米の分析的な経営手法の過剰な
    適応が日本企業の活力を奪ったとし、
    日本企業のDNAである「全員経営」を
    激しい環境変化に適応する手法として
    見直すべきと主張。

    最近の日本でのイノベーション事例や
    成功事例を紹介し、そこに見られる
    パターンを帰納的に抽出、「全員経営」
    を実践する企業の特徴を論じている。

    紹介事例は、稲盛さんの「全員経営」
    による「JAL再生」、ヤマト運輸の
    女性セールスドライバーが悪戦苦闘
    の末に生み出した「まごころ宅急便」
    小惑星探査機「はやぶさ」のプロ
    ジェクト、東日本大震災において
    津波の直撃を受けながら、小中学生
    の生存率99.8%という驚異的な数字
    を記録した「釜石の奇跡」等、興味
    深い事例が数多く記載されている。

    物語と理論を通じて、全員経営を
    実践する上でのポイントがわかり易く
    整理されており、非常に参考となる
    一冊。

  • 事例はおもしろいけど分析は価値がないことしか言ってない

  • 今までの知っている知識の再整理という意味合いを
    感じる内容ではありましたが。再度いろいろ勉強に
    なった本です。
    事例が書かれてあって、そのあとに解説という形式で
    いろいろな会社(全員経営を成し遂げられている
    事例)が紹介されている本です。
    こういう本(事例を参考にする本)について、いつも思うのは、うまくいかなかった事例とその解説。タラレバの
    ポイントなどを解説する本ってないのかなあと
    思います。太平洋戦争の日本軍の内容はよくありますが

    ○SECIモデル(組織的知識創造の一般原理)
     表出化・連結化・内面化・共同化の流れにおいて
     暗黙知を形式知に、個人と組織の間で流れを作る
    ○フラクタル組織の形成
    ○『何が(人間として)正しいか』という共通善の創出
     と共通感覚とコモンセンスの形成
    ○ホンダの『試す人になろう』
    最後に一番あたまに残った文章
    『同じ失敗を2度起こせば発見になり、安定的に繰り返せれば製品になる』!!!!

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著者プロフィール

野中郁次郎
一九三五(昭和一〇)年、東京に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造株式会社勤務ののち、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D.取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校社会科学教室教授、北陸先端科学技術大学院大学教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授などを歴任。一橋大学名誉教授。著書に『組織と市場』、『失敗の本質』(共著)『知識創造の経営』『アメリカ海兵隊』『戦略論の名著』(編著)などがある。

「2023年 『知的機動力の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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