2050年の入試問題

制作 : 安宅和人  池澤あやか  石川将也  大山エンリコイサム  たかまつなな  清水唯一朗  一青窈  本城慎之介 
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532324612

作品紹介・あらすじ

AO入試開始から30年、慶應SFC人気教員が示す未来の入試予想問題。入試や大学の存在意義を問い直す一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 現役SFC教員と卒業生による、SFCの入試をめぐる議論。入試だけでなく大学の在り方も議論されている。やはり大学は入試なのだ。1990年の開学以来、AO入試などの斬新な取り組みを先行させてきたキャンパスだし、社会のリーダーを数多く輩出してきた実績は言うまでもないが、30年を経て、新たなフェーズに移行しなければならないという意思を感じる(これは、中に居ても感じる)。普通の組織であれば、眉間に皺を寄せて真剣な議論を行うテーマだろうが、この本では「高校の先生を推薦人にし、生徒の入学後の実績に応じて、推薦枠を変動させる」とか「はみ出す人を取るために、これまで逮捕されなかったギリギリのことをアピールさせる」とか、ぶっ飛んだことを楽しげに語っていて、SFCらしいというか、とても楽しい。2050年と言わずすぐにでも実現してほしい。

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著者プロフィール

慶應義塾大学環境情報学部教授。専門分野は情報科学、AI農業、サービスサイエンス、情報政策。

「2022年 『2050年の入試問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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