消費税の政治経済学: 税制と政治のはざまで

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532353933

感想・レビュー・書評

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  • 日本における消費税の理論と歴史が書かれており、どちらも素晴らしい内容だが、特に歴史を概観していく第3章以降が印象に残った。
    長く税制に関わってきた著者であるからこその内容であり、消費税を扱うことの政治的な難しさ、妥協、挫折といった苦闘の経緯が、こと細かに書かれている。日本型消費税を学ぶ上で非常に重要な1冊だと思う。

  • 卒論の重要な参考資料。まさに税の生き証人と言えよう。
    消費税にまつわる論点をわかりやすく網羅し、地に足をつけた議論を展開する。
    日本は理想と現実のギャップといかに闘っていくのか。

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著者プロフィール

石 弘光(イシ ヒロミツ)
一橋大学名誉教授
1937年東京に生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院を経てその後、一橋大学経済学部助手、専任講師、助教授、教授、学長(1998-2004年)。退職後、2007-11年の間、放送大学の学長を務める。現在、一橋大学ならびに中国人民大学名誉教授。その間、政府税制調査会会長(2000-06年)、財政制度等審議会委員、経済審議会委員、金融制度調査会委員などを歴任。経済学博士。専門は財政学。財政、税制に関する主な著書として、『財政構造の安定効果』(勁草書房 毎日エコノミスト賞)、『租税政策の効果』(東洋経済新報社 日経・経済図書文化賞)、『財政改革の論理』(日本経済新聞社 サントリー学芸賞)、『現代税制改革史』(東洋経済新報社 租税資料館賞)、『税制改革の渦中にあって』(岩波書店)、『増税時代』(ちくま新書)、その他多数。

「2014年 『国家と財政 ある経済学者の回想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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