限界マンション: 次に来る空き家問題

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.25
  • (1)
  • (7)
  • (8)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532356712

作品紹介・あらすじ

進む、建物老朽化・住民高齢化-放置・スラム化は不可避なのか?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 後半は流し読み。なので、この評価。
    でも、コレは本のせいでは無い。
    現実を突きつけられて、
    読むのがイヤになった、
    というのがホントのところ。
    本のタイトルだけで、もう充分です泣

  • 土地の値上がりが期待できる高度成長時代には、区分付き所有権という形でのマンション所有は合理的だった。
    しかし、人口が減少し、需要以上にマンションが供給されている今日では、空きマンションが本格的に問題になる。

    考えると頭が痛くなる・・・

  • ☆区分所有が老朽マンションの建て替えのネックに

  • よくこうならなかったなあ。他山の石。

  • 現在、バラエティやドラマでも取り上げられている空き家問題。今後はマンションの老朽化が進み、同時に移住者の高齢化が進んで管理が行き届かなくなり、スラム化に至る「限界マンション」が大量に出てくると予想されるそう。区分所有で誰も責任を取らなくなるのであれば分譲方式は果たして良い仕組みだったのかという問を投げかけている。
    今ある住居をどう活用していくのか、住居を取り巻く仕組みは正しいのか考えさせられる本だと思う。

  • この本を手に入れたときは一般的な問題を知っておこうと言う興味からだったが、読み終わる頃には驚くことに自分が中古マンションを買っていた。

    そんなわけで、中古マンションの行く末が気になり読んでみるが、あまりすっきりしない読書感、結局どうなるの?

    マンションが老朽化し空室、賃貸化が著しくなりまた住民も高齢化するため管理組合をする人がいなくなる「限界マンション」の問題

    建て替えのスキームとしては、全員が同意するか、区分所有法の建て替え決議による建て替えがあり更に自主で行うか、ディベロッパーなどを入れて行うかがあるが現実的には
    マンションの最終的出口は公費解体か?

    対策として定借マンションが出てきた。私も購入物件候補に定借マンションがあり、安くていいじゃんとおもったが、ローンも組ずらく、土地使用代みたいな物も毎月かかるので、結局割安感も薄れ、魅力を感じなくなってしまった。あまり流行ってもいないようだ。

  • コンクリートの寿命は60年、昨今問題になってきているインフラの老朽化と同様、堅牢に見えるマンションも居住者の高齢化と建物の老朽化という「2つの老い」により、空室が増え、賃貸が増え、管理組合が機能せず、半ば放置される「限界マンション」となる現実が目の前に来ている。
    スラム化そして廃墟化が現実となろうとする今、それに対応する手段はあるのかを問う。

  • 10年後には確実に社会問題化する話。マンションの解体、立て直しの問題を分かりやすく解説してくれている本。参考になる。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

富士通総研経済研究所上席主任研究員

「2016年 『空き家対策の実務』 で使われていた紹介文から引用しています。」

米山秀隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×