- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534039293
感想・レビュー・書評
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一橋大学卒業、日本郵船勤務の後、義父が社長の松井証券に入社→社長になった人。
新しい評価制度案を考えるのに、この本を思い出して買ってみた。今では絶版らしく、中古で購入。
日本郵船大好き、野村證券とは別路線といいつつも非常に意識、官僚は嫌い。
会社は株主のものと考えている典型(まあ、それが仕事だしな)。
ので、全部が全部共感できたわけではないが、「給料をもらった働くな、働いて給料をもらえ」はまさに今考えていたことなので、とても刺激になったし、反面、まだまだ自分は甘いと感じた。
で、肝心の評価制度のところは、かなり大ぴっろげに書いてくれているのだが、いかんせん150人の少数精鋭の会社なので、メーカーの自分に応用は難しいかも。
なお、2005年の本なので、その後この人がどうなったか調べてみたら、今でもまだ社長のようだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルが奇抜だったので読みました。
好き嫌いで人事評価されたらたまらんなぁと思って、
確認してみました。
結果的に言うと好き嫌いだけで人事はしていませんし、
人事評価制度だけを書いた本では無かったです。
アバリン・パラドックスというものが紹介されていました。
書評ブログ:http://ameblo.jp/toshinobook/entry-11538873637.html -
松井道夫さんの本。個の時代の組織、人事、評価、採用を軸にして、松井証券の変革が描かれている。働いて給料もらう。孤独なリーダー。不満でなく不安。
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「給料をもらって働く」のか、「働いてから給料をもらう」のか。この考えの違いだけで、一日の価値、ひいては一年、一生の価値が大きく変わって来ると思った。
また、しっかりとしたビジョンをもった社長は必ず上昇する。
役員共々真剣にならねばならない。 -
松井証券の社長の本。経営はモノサシより人との主張だが人事の本とは言いがたいものです。読みやすいので気休めに他の人事関係の本と並行して読むのが良いかもしれません。
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松井証券社長のリーダー論、人材論、評価論などなどが詰まっている本。
あまり整理された本ではないな、と感じました。
友達や先輩はこの本に感化されたって言ってたけどおれは特に。。。
「変革者」タイプじゃないなという事を改めて確認。
まあ、小説のつもりで読んでたからもう一度まじめに読んだら
何かしら心に残るものがあるかもしれない。 -
新しい職場の上司が薦めてくれた本です。
印象に残ったのは、もちろんタイトルの「好き嫌いで人事(評価をする)」
「がんばらなくてもよい方法をがんばって考えよう」
「ソツのない人間にならずソツのある(率直な)人間になろう」
「決断の本質は捨てること」・・・などなどで、読み込むと奇をてらった発言でもなく確かにと思えます。
好き嫌い→当然幼稚園児の好き嫌いでもなくトップだけの好き嫌いでもなく、上位になるほど部下の評価(客観的なものでなく面接重視)を取り入れるというのもなるほどと思いました。
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朝は、ニッポン放送の「森永卓郎 朝はニッポン一番ノリ!」を聞いてから出社していた時期がありましたが、そこにくる経営者のゲストの中で、一番印象に残ったのがこの松井社長の話です。
毒舌家というか、無駄なものは容赦なくバッサバッサと切り倒していくような方で、自分の性格に通じるところがあるなと思い、この本を読んでみました。
タイトルからは松井証券の人事制度の話か?と思ってしまいますが、純粋人事の話題は本のうち1/5程度のボリュームでしょうか。それよりも、ネット証券の走りとして成功を収めた発想法や、拡大路線を歩みだした会社の手綱を締め直し、規模は追求せず敢えて小さな会社で利益率を追求する会社にしようとした経緯が、社長の視点で詳しく描かれています。
「勝てる戦に戦力を集中する。」
この1点を実践され、かつ成功されている点がすばらしいと思います。
こういうことが有言実行出来る人が、プロの経営者なのではないでしょうか。 -
人事本というよりは松井証券の経営観と言ったほうがいいかもしれません。